内容説明
『スター・ウォーズ』の42年間を唯一知る男が初めて明かす!絶対に全作品観直したくなる!知られざる意外なエピソード満載!全9作すべてに出演した唯一の俳優が撮影現場の裏側を赤裸々に語る。
目次
愛
魅せられて
石膏による型取り
約束
レディたち
犬
アクション
物扱い
R2の操作〔ほか〕
著者等紹介
ダニエルズ,アンソニー[ダニエルズ,アンソニー] [Daniels,Anthony]
舞台俳優として訓練を積んだ。四十年以上にわたり、あらゆる『スター・ウォーズ』映画と様々なスピンオフ作品に貢献を果たしていることで最もよく知られている。金色のドロイド、C‐3POを演じてきた年月のほうが、ラジオやテレビ、舞台で活躍した年月をはるかに上回っている。イギリスと南フランスで妻のクリスティーンと暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
28
C-3POを演じたアンソニー・ダニエルズの『スター・ウォーズ』撮影秘話。彼ほど『SW 』を語るに相応しい人物はいない。なぜなら『SW』全9作すべてに出演した唯一の俳優なのだから(キャスト以外でも、全作すべてに関わった主要スタッフと言えば、ジョン・ウィリアムズくらいしか思いつかない)。その自負がダニエルズにもあるのか、本書で彼は、かなり赤裸々に撮影当時の心境を告白している。曰く、当初ルーカスがダニエルズの演技を気に入っていなかったこと。(つづく)2020/05/16
vonnel_g
5
70年代、ロンドンのスタジオでイラストを見せられてそのロボットに「選ばれた」C-3POの中の人の自伝。俳優は普通は声だけ当てて中には入らないものだけれど(ダース・ベイダーはそうだった)、おおらかな時代だったのだなと思う。他の人が中身を演じていたらきっと全然違うC-3POになっていただろう。正編全てに出演している唯一のキャストであるが、やはり旧3部作の裏話が多い。「ローグ・ワン」「ソロ」にも出演していたのは知らなかった!2022/02/06
ヒデキ
5
中学時代から見ていた「スターウォーズ」で見ていたC-3POを演じてこられたアンソニー・ダニエルズさんのほぼ、自伝です。1作目への出演の経過から最終作(今のところ)への出演の思い出までをアンソニー氏の主観で描かれています。役者さんが顔を出せない仕事を続けていくことに対しての思いが言葉になると、スタッフさんの扱いへのちょっとした感謝と不満になってしまっていたり、時々、「え~」って思えることもしばしばでした。 「ジョージ・ルーカス」から聞こえないような小声で「すばらしかったよ」と言われたとこが印象的でした2020/04/23
斉藤フィオナ
3
断片的な感想。SW第一作(エピソード4)の公開当時の回想を読むと隔世の感がある。同じイギリス人のキャスト、アレック・ギネスに対する敬愛の念。昔はオスカー授賞式はドロシー・チャンドラーパビリオンだったな。その際に言葉を交わしたのは往年の名女優ベティ・デイヴィスだったり。映画がヒットして注目されるのはルーク、レイア、ハン・ソロの三人。ドロイドやクリーチャーの中の人には決して日が当たらない。スタッフからも軽視されることもしばしば。或いはその役柄だけが独り歩きしてしまい他の仕事で評価されない。2020/09/19
Wataru Hoshii
3
7歳の時、父親に連れられて第1作を見てからというもの、新作が公開されるたびワクワクしながら劇場に足を運んだ。スター・ウォーズと共に人生を歩んできた者にとって、C-3POはまさにサーガのシンボルだ。その「中の人」であるアンソニー・ダニエルズが、これほどまでに過小評価に苛立ち、悩み、不満を抱えてきたとは!全9作に出演した唯一の俳優だからこそ語れる裏話やこぼれ話はたくさんあるが、英国人らしいユーモアに彩られた愚痴の数々に圧倒される。「あなたの偉大さは皆わかってますよ、本当にお疲れさまでした」と心から伝えたい…。2020/08/25