ＪＡＺＺ ＤＯＧ―こいぬのハリーがゆめみたおんがくかい

フォークト，マリー【作】〈Ｖｏｉｇｔ，Ｍａｒｉｅ〉/ひびの さほ【訳】

世界文化社（2020/01発売）

• サイズ B4判／ページ数 32p／高さ 28cm
• 商品コード 9784418198177
• NDC分類 E
• Cコード C8737

出版社内容情報

★「クリスマスプレゼント」や「贈り物」に最適！
★「銀色に光る箔押し加工の表紙カバー」が豪華な海外絵本！

いぬはみんな、ロックが好き。ねこはみんな、ジャズが好き。
いぬとねこは、いつもけんかしてばかり…。
そんな世界でたったひとり、自分だけの本当の音楽を探し求めたこいぬがいました。

いぬとねこ、ロックとジャズ。
二つの隔たれた世界が、主人公ハリーの音楽の力でひとつになる！
親子で読みたい、心温まる感動のストーリーです。

内容説明

いぬはみんな、パワフルなロックがすき。ねこはみんな、きらめくようなジャズがすき。いぬとねこは、いつもけんかしてばかり。こいぬのハリーはそんなせかいでたったひとり、こころのおもむくまま、じぶんだけのほんとうのおんがくをさがしもとめます。そしてあるばん、ハリーがかなでたあたらしいおんがくは、だれもがおもいもしなかったすてきなきせきをおこします…いぬとねこ、ロックとジャズ。ふたつのへだたれた世界が、音楽の力でひとつになる―。分断と調和、孤独と一体感とをイマジネーションの力で見事に描き出した珠玉の物語。

著者等紹介

フォークト，マリー［フォークト，マリー］ ［Ｖｏｉｇｔ，Ｍａｒｉｅ］
絵本作家。東ドイツに生まれる。メディアデザインとマーケティングを学び、テレビやグラフィックデザインの分野で活躍した後、絵本の創作活動を始める

ひびのさほ［ヒビノサホ］
翻訳家・編集者。出版社勤務などを経て、海外書籍の翻訳書編集に多数携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

タイトルと表紙に魅かれて読みました。何故いぬがロックが好きで、ねこがジャズを好きなのかは不思議ですが、絵もストーリーも素敵でジャジーな絵本です。ジャズの旋律が流れてきそうです🎶　今年の11/14に発売されたのに、発行日が2020年1月15日と2か月も先日付なのは納得いかないWAN🐕

2019/11/20

[chiaki]

芸術の秋に因んで音楽関連の本を1年生で読み聞かせ。おしゃれな表紙絵に、先生がまず喜んでくれていました。子どもたちからは「ジャズってなんや？」みたいな声も！読み進めるうちに「両方なんかちゃう種類の音楽」というイメージがついたようで、「いぬとねこよかったやん」と最後まで楽しく聞いてくれた様子。2,3人が借りたいと声を掛けてくれました。(8分)

2020/11/19

[chiaki]

犬はROCK、ねこはJazz、世間じゃそう決まってる。仲間の犬たちはエレキギターを掻き鳴らし、ベースをズンズン、ドラムをバンバンROCKしてるのに、そんなパワフルなROCKが合わなくて一人隅っこでリコーダーを吹くハリー。自分にぴったりの音楽を探し求め、たどり着いたのは…！？他者との違いをお互いが認め合い受け入れること、道を切り開くのは困難だけどハリーのように勇気をもって好きを貫きたい！いろんなことが押し付けがましくなく心に響く。度々手に取りたくなるような１冊！とても好みでした♡

2020/07/04

[ぼりちゃん]

犬はロック、猫はジャズが好き。そんな世界で子犬のハリーはジャズに惹かれます。「ぼくがすきな音楽は みんなとちょっと違うみたい」自分が本当に好きな道を探し求めるハリーの行動は、やがて波紋を呼び「犬はロック、猫はジャズ」という世間の常識が揺らぎはじめます。それはみんなの中にも変わりたい気持ちがあるから。もっと自由に、もっと自分らしく生きたい。私たちも自由にのびのび生きる勇気と、それを認める心を持ちたいですよね。　音楽を愛する読み友さんの言葉「音楽って、芸術って、自由こそ命」が、あらためて私の心に響きます。5歳

2021/02/17

[ヒラ[e-mail]]

【再読】大人のための絵本

2025/03/25