ぼくらの家。9つの住宅、9つの物語

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ぼくらの家。9つの住宅、9つの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784418184125
  • NDC分類 527.04
  • Cコード C0052

出版社内容情報

建築家としてデビューした著者は、どんなふうに家をつくってきたのか。10年間でつくった8つの住宅と、未来の自邸をめぐる物語。建築家、独立10周年・・・
「いかなる建築にも、物語があるものです。
とりわけ住宅という建築には、住まい手たちの物語があり、それは、どこか生命体のように、設計者である建築家の意図をはるかに超えて、時間とともに大きく成長していきます。
住宅には、住まい手たちを中心にしてコスモロジーがつくられていくのです。
それを、ぼくなりに綴ったのが、この一冊です。」(あとがきより)

内田樹氏の自宅兼道場《凱風館》で建築家としてデビューした著者は、それからどんなふうに家をつくってきたのか。
10年間でつくった8つの住宅と、いつかつくりたい未来の自邸をめぐる物語。


光嶋 裕介[コウシマ ユウスケ]
著・文・その他

内容説明

内田樹氏の自宅兼道場“凱風館”で建築家としてデビューした著者は、それからどんなふうに家をつくってきたのか。10年間でつくった8つの住宅と、未来の自邸をめぐる物語。

目次

凱風館(2011)―記憶の器としての「みんなの家」
祥雲荘(2013)―都市の中で伸びやかに住まう
如風庵(2014)―素材に対する徹底的なこだわり
望岳楼(2015)―つくり続ける悦び
旅人庵(2015)―地層のように積み重なる家族の時間
群草庵(2017)―空っぽの中心が引き寄せるもの
森の生活(2018)―移ろいを囲みながら
静思庵(2018)―毎日のわくわくドキドキ
未来の光嶋邸(20××)―家を他者に開く

著者等紹介

光嶋裕介[コウシマユウスケ]
1979年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。建築家。一級建築士。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年同大学院を卒業し、ドイツの建築設計事務所で働く。2008年帰国後、独立。2011年、内田樹氏の自宅兼道場“凱風館”を設計、若手建築家の登竜門である「SDレビュー」2011に入選。神戸大学で客員准教授、早稲田大学などで非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

paseri

9
建築家の光嶋さんが手がけた9つの家の物語。面白かったのは、光嶋さんからの視点ではなく、家だったり、住んでいる子どもだったり、他者の視点から語られているところです。想像ではあるのですが、住む人のことを考えて建てられたんだなという事がとてもよく伝わってきます。建築家というのは、家を建てようと思った人の、ある意味プラスの時期に携わることが出来るんですね。前向きに未来を考えている人と関わることが出来る。単純に「いいな」と思いました。少し先にはなりそうですが、私も素敵な家を建てたいです。2019/10/22

hansupu

1
建築家がこれまで建ててきた家にまつわる「誰か」や「何か」になりきって語る住まい方の物語。ひとつひとつの物語は共感できるものもあればこの家に住みたいとは思わないなというものまで様々。しかし、ここまで話の中に「自分」を出すのなら、もはや「誰か」になったふりをせずに自身の言葉でエッセイとして書いて欲しかった。他人からの視点で自分を何度も褒めるという文章には慣れずに1冊が終わってしまった。2020/05/18

みつ

1
【高砂】父が図書館から私の好きそうな本、と光嶋さんの本を借りてきた。中々鋭い! グールドのブラームスCD3回リピート、ゆっくり読書。 前作よりもいい文章。9つの建築についての9つの物語。語り手は著者以外のもの。 そしてやっぱり同門だからか、書いてあることにすんなり納得する。 ただし、一番印象的なのはヨハンナ先輩の「こーしまさんへ」。あったかい響きのある言葉。この2ページにはびっくりしたなぁ。2020/03/20

zeeen

1
表紙の著者が描いたドローイングが素敵で思わず手にした。9つの家の話を通じて著者の建築家としてのエネルギーや哲学が伝わり、カラー写真や絵のおかげで一層ワクワクさせられた。語り手はすべて「家」に統一したほうがもっとしっくりきたかも。2019/01/22

ゆうやけPC

0
本のタイトル通り住民の視点で書かれた本。設計する時のワクワクや住み心地が伝わってくるようだった2023/11/10

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