スコットランド酔夢紀行―シングルモルトへの旅

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スコットランド酔夢紀行―シングルモルトへの旅

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784418155057
  • NDC分類 588.57
  • Cコード C0095

出版社内容情報

シングルモルトの味と香りを語る事は人生を語る事に似ている。詩人・佐々木幹郎が誘う、スコットランドと日本をつなぐほろ酔いの旅。

無類のウイスキー通である詩人・佐々木幹郎が、東京、大阪の知られざるバーで、そして聖地スコットランドの蒸溜所まで出向いて、最高の銘酒を破顔痛飲する極上のエッセイ! 日本で始めてウイスキーを作ったNHKの朝ドラ『マッサン』の舞台、山崎・余市にも足を伸ばし「魂の水」を堪能する。思わずウイスキーが飲みたくなる1冊。

内容説明

シングルモルトの味と香りを語ることは、人生を語ることに似ている―エジンバラ、スペイサイド、アイラ島、山崎、余市…酒を飲み、造り手を訪ね、その土地の空気に触れながらめぐった蒸溜所とバー、出会った人々とは―スコットランドと日本をつなぐ、ほろ酔いの旅。最高の銘酒を破顔痛飲する極上のエッセイ!

目次

第1部 スコットランドで飲む(スコットランドの八重桜―マッカラン蒸溜所;空気のなかのシングルモルト―ザ・グレンリベット蒸溜所、クラガンモア蒸溜所;夕陽に頬を照らされて―スコッチに魅せられた日本人;ピート、ピート、ピート!―アイラ島・アードベッグ蒸溜所;窪地のキノコたち―アイラ島・ララブーリン蒸溜所;ボオモアは海から出来ている―アイラ島・ボオモア蒸溜所;わたしがスコッチ好きな二、三の理由―アイラ島後日譚)
第2部 秘密の酒蔵で飲む(今宵いつものバーで―赤坂見附のバー「ですぺら」;酒は記憶で飲む―「目白田中屋」の試飲室;シングルモルトの王道と地理学―「エイコーン」のカウンターで;日本一の魚市場・築地で飲むモルトの古酒―最大手インポーターのテイスティングルームで;川風を飲む、風景を飲む―「バー・リー・アイラ」と早川惠一;探検部の快感!一期一会のボトル―土屋守とスコッチ文化研究所)
第3部 山崎と余市で飲む(まるで絵を描くように―サントリー山崎蒸溜所;ウイスキーは地域文化である―ニッカウヰスキー余市蒸溜所)

著者等紹介

佐々木幹郎[ササキミキロウ]
詩人。1947年奈良で生まれ大阪で育つ。同志社大学文学部哲学科中退。オークランド大学客員研究員、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師を歴任。詩集に『蜂蜜採り』(高見順賞)、『明日』(萩原朔太郎賞)など。評論・エッセイ集に『中原中也』(サントリー学芸賞)、『アジア海道紀行』(読売文学賞)など

齋藤亮一[サイトウリョウイチ]
写真家。1959年札幌生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。三木淳に師事。雑誌や書籍の仕事を中心に人物、風土などを撮影。また、世界各地の国々を撮り続け、特に1989年のベルリンの壁崩壊直後より、変わりゆくロシア東欧など旧共産圏を回る。近年は「命の輝き」を求めて、日本の風土や祭りにもカメラを向けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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rosetta

19
ウイスキー好きの詩人がスコットランド、日本のバー、山崎、余市を訪ねたエッセイ。ページの半分は写真で、蒸溜所や店の姿は良いとしても酔っぱらいのオジサンの写真はなくてもいいかも(笑)美味しそうにウイスキーを飲むなぁというのがまずは感じる。素晴らしい幸せを齎してくれるウイスキーとの出会いを介添出来るこの仕事に携わる喜びともっと精進しなければという焦燥感に駆られる。それにしても土屋守が学習院大学の探検部だったとは知らなかった!自分の大好きな辺境ルポライターの高野秀行と経歴が被るじゃないか!酒のお供にこの1冊。2020/03/13

kiho

15
佐々木さんのウイスキーへの思いが紀行文で味わえる⭐それほど飲む機会がなかったが、ウイスキーには深い歴史と様々な融合性から生まれる味わいがあることを実感。日本のウイスキーのエキスパートも個性的で魅力的な人物が揃い踏み♪秋の夜長、じっくり味わってみたいけどその舌を自分が持てているだろうか…。2015/10/28

田舎暮らしの渡り鳥

7
ひゃー、村上春樹に抗える文章力。たっぷり酔ってしまう、父に貸そう。2019/11/21

あいちょ。

6
単なるスコッチ説明本ではなく、面白く読めた。 ウィスキーに関わる色んな専門の方の思いが素敵。2015/07/07

おけいさん

5
まぁ、読む前から予想できたけど、とにかくウィスキーを飲みたくなります。しかもストレートで。ウィスキーの香りについての表現が実に巧みで、さすが詩人の文章だと思わされます。私もスペイサイドやアイラ島に行って、現地の空気を吸いながらウィスキーを飲んでみたいです。でもまずは余市かな。山崎は行ったので。2015/06/09

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