出版社内容情報
時代を超えて心を打つ中原淳一の｢言葉｣にフィーチャーした一冊。２０１３年は生誕１００周年。もちろん往年の名画も満載です！
人形作家を出発点として、雑誌の発行と編集、グラフィックデザイナーに文章家……。そのマルチな才能で“本当の美しさ”とは何かを発信、女性たちを魅了し続けてきた中原淳一さん。リアルタイムで中原さんの言葉に触れた世代はもちろん、10代、20代にも新しいファンが広がっています。それは何故か――。中原さんが紡ぎだす言葉には、女性が女性らしく生きるための真理があるから。そして、女性に対する愛があるから。2013年は中原さんの生誕100年。心豊かに生きるとは、どういうことか。往年の名画を楽しみながら読んでみてください。
内容説明
人形作家を出発点として、雑誌の発行と編集、グラフィックデザイナーに文章家…。そのマルチな才能で“本当の美しさ”とは何かを発信、女性たちを魅了し続けてきた中原淳一。２０１３年は生誕１００年。こんな時代だからこそ、中原淳一のメッセージを見つめ直したい。
目次
第１章 中原淳一の世界
第２章 美しく生きるということ
第３章 愛するということ
第４章 みだしなみを整える
第５章 うるおいのある生活を
第６章 思い出を大切に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
13
昭和22年ごろから5年間ぐらいに描かれたイラストや文章が、内面と外見の「美」を追求するというベクトルでまとめてある。初めて中原淳一さんのことを知った。もう70年近く前の作品であるが、古さを感じない。2017/04/08
ひとみ
2
今見てもとても綺麗で斬新で全然古さを感じさせないところに驚きました。とても女性を大事に思ってる方なんだと思いました。絵と同じく文章も綺麗で品がありました。女性への教訓のようなところにはハッとさせられるところもありました。2015/08/04
emanon774w
2
日常のなかでも、常に気遣い心配りを絶やさず、自らの持つ輝きを磨くことを怠らず立派な女性となるようにと語り続けた中原氏の、華麗なイラストやデザイン画とエッセイを集めた作品集。 大きな目が印象的な女の子たちのイラストや斬新なデザインは、当時の少女や女性たちの憧れをどれほど掻き立てたことか。今見ても氏の作品は新鮮です。 収録されたエッセイの中で「母の考え方は古い、うるさい」と反発する少女たちを諭す文章が幾度か出てきていて、いつの時代も同じことの繰り返しなのだなとちょっと微笑ましくなりました。2013/03/19
ゆに
1
図書館。 今回は無駄にした時間は戻らない、という言葉がささりました。いつか手に入れる。2016/07/14
さくら
1
物は少ないけれども、自分なりの工夫で生活に彩りを加えましょうという一貫した教えが、物に溢れ何でも作るより買った方が安く済む現代と違いすぎて時代の移ろいを感じる。物の豊かさと引き換えに、女性が無くした‘女性らしさ’が惜しまれる。2015/06/17
