Dolce!イタリアの地方菓子

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Dolce!イタリアの地方菓子

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418123018
  • NDC分類 596.6
  • Cコード C2077

出版社内容情報

イタリア各地には可愛らしいお菓子(ドルチェ)がたくさん。その地方菓子を「作る」+「旅する」+「薀蓄を知る」一冊です。

「イタリアに居を構え、各地を旅してつねづね感じるのは、イタリアのお菓子の力強さ」と語るのは取材にあたった池田愛美氏。見た目は素朴だったり、さほど洗練されてはいないものも多いのですが、それは逆に言えば、何者にも左右されない確固としたスタイル。もう何百年も変わっていないのではないかと思われる姿形のお菓子たちは、その味わいもゆるぎなく、甘いものは甘く、香り高いものはどこまでも香り高く、そしてどこか懐かしいのです。巷間言われる「甘くなくて美味しい」という発想はここにはありません。ドルチェ(お菓子)はドルチェ(甘い)なのです。ドルチェを愛するがゆえにイタリア人が育んできた独特のスイーツワールドをご堪能いただければ幸甚です。

内容説明

今や世界中のイタリア料理店の定番中の定番ドルチェ、「ティラミス」や「パンナコッタ」の出自を尋ねたら…。行き着くところは“イタリアの地方菓子”!甘美な歴史とユニークな郷土色を湛えたイタリア菓子。本書はその多様な世界観を、マエストロ直伝のレシピとイタリア菓子紀行から紐解く、保存版の一冊。ドルチェには、一つひとつ由来の物語があったのです。

目次

1 マエストロの菓子帖から(カントゥッチ(ビスコッティ・ディ・プラート)
パネットーネ
ティラミス ほか)
2 イタリア菓子紀行(Torino;Venezia;Toscana ほか)
3 イタリアで永遠に愛されるお菓子(菓子メーカーの20世紀概要)

著者等紹介

マンノーリ,ルカ[マンノーリ,ルカ][Mannori,Luca]
少年時代は音楽学校に通い、長じて銀行に勤めたが、祖父の代から続くバール・ジェラテリアを引き継ぐべくパスティッチェレの道に。イタリア、そしてフランスの製菓学校に学ぶ。1992年にペルージャのチョコレート国際コンクールで金賞、97年リヨンの国際菓子コンクールで金賞を獲得。このときのチョコレートケーキ「セッテヴェーリ」はイタリア全国のパスティッチェリアで作られるようになるなど、一躍人気を博した。AMPI(イタリア菓子職人アカデミー)会員

カッペッロ,サルヴァトーレ[カッペッロ,サルヴァトーレ][Cappello,Salvatore]
祖父が始めたラッテリア(乳製品専門店)を、電気技師としての仕事を辞めて継ぎ、1972年に菓子店として開業する。カンノーリやカッサータといったクラシックな菓子はもちろんのこと、次々と新しい感覚の菓子を開発。モダンなプレゼンテーションのケーキ類はパレルモ地元民に人気がある。97年にAMPI会員となり、2003年には食の総合出版社ガンペロ・ロッソのガイドブックで“最高のバール”のひとつに認定される。イタリア国内はもとより、海外で開催される食の祭典にも積極的に参加している

池田匡克[イケダマサカツ]
出版社勤務を経て98年に渡伊、雑誌を中心にイタリアの食、旅、職人仕事などを取材執筆。フィレンツェ在住

池田愛美[イケダマナミ]
出版社勤務を経て98年に渡伊、雑誌を中心にイタリアの食、旅、職人仕事などを取材執筆。フィレンツェ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kouro-hou

15
日本での知名度や入手方法は度外視したイタリア地方密着菓子本。前半は伝統菓子レシピ集ですが大抵は作れる気がしませんw、しかし製法を学ぶと言う意味では丁度よいです。後半は各地方毎の菓子事情や歴史、地元の名店紹介。カラーで紹介、白黒で記事の半々の本なんですが、白黒紹介記事の写真もカラーで見たかったかも。職人の高級菓子だけでなく、親しみある工場生産袋菓子も取り上げられていて良い。地味に数箇所登場するチョコスプレッドが、戦後物不足の時代に混ぜ物によって低価格を実現してイタリアを席巻した話も。ヌテラは偉大なり。2015/01/16

Tam

1
個人的な感想だけれど、イタリアのお菓子は、家庭で作るようなシンプルお菓子が沢山あり、特にイタリアのチーズやアーモンドで作ったお菓子は本物をいつか食べてみたいな。2015/09/05

ちびび

1
イタリアの地方のお菓子の紹介(レシピ付き!!)、街やメーカーの歴史まで色々な視点からの「イタリア菓子紀行」。バリエーションの多さに都市国家の集まりだと改めて実感した。かつてイタリアで食べた美味しいお菓子たちをまた味わいたい。まだ出会っていないお菓子も味わいに行きたい。フィレンツェでジェラート三昧もいいし、迷路のようなヴェネツィアでお菓子を求めてさ迷うのも楽しそう、、、2012/02/05

yurie_o

0
前半はイタリア伝統菓子のレシピとうんちく。 中盤から後半はイタリアの菓子紀行など。サヴォイア王家のトリノ、海運共和国ヴェネツィア、メディチ家のトスカーナ、スペイン統治のシチリアといった歴史の裏に見え隠れするお菓子の世界を堪能できる。マエストロのプロフィールとお店、市販菓子の包み紙コレクション、昔から愛され続ける製菓メーカーのお菓子も紹介。カファレルやヌッテラ、D.BARBEROのように日本で手に入る商品もあって楽しい。2022/05/30

ユーディット

0
色々見た中でたくさんの種類が載ってるのと、なんといってもイタリアらしいのが気に入った。日本人のお菓子の先生が書いてる本は、こんなのイタリアで見たことない、とか、違うよねーだいぶ、みたいのばかりなのに対して日常生活で良く目にするお菓子ばかり。職人技からスーパーで売ってる袋物まである所も嬉しい。レシピもついてる2013/01/09

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