山の単語帳

田部井 淳子【著】/栗田 貞多男【写真】

世界文化社（2012/08発売）

• サイズ A5判／ページ数 191p／高さ 21cm
• 商品コード 9784418122202
• NDC分類 786.1
• Cコード C0075

出版社内容情報

日本の山の自然、気象、動植物、登山行為、施設、道具といった山にまつわる言葉を美しい写真とともに紹介する山の小事典。

日本の山の自然、気象、動植物、登山行為、施設、道具といった山にまつわる言葉を多数取り上げた「山の小事典」。登山初心者からベテランまで、山好きが知っておきたい一般ルート中心の山岳用語を世界的な登山家がわかりやすく解説。美しい写真とともに紹介します。日本語だけでなく、英語、ドイツ語、フランス語等が入り混じった、豊潤な山言葉が、山への興味をかきたてます。

内容説明

山には豊かな言葉が満ちている。日本を代美する登山家・田部井淳子による文章と美しい写真で編んだ「目で見る山の小事典」。

目次

山に登ろう
山の空
山の草木
富士いろいろ
山の季語
山の動物
高山への誘い
秋の彩り
雪山讃歌
沢と峡谷
岩の王国
山の道具
登山とその恵み
「山」と「峰」の付く言葉
記憶に刻む（池内紀）

著者等紹介

田部井淳子［タベイジュンコ］
登山家。１９３９年、福島県三春町生まれ。昭和女子大学英米文学科卒。社会人山岳会に所属し登山活動に勤しむ。１９６９年、女子登攀クラブを設立し、１９７０年アンナプルナ３峰に登頂。１９７５年、エベレスト日本女子登山隊副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰エベレストに登頂。これは女性として世界初の快挙であった。１９９２年には女性で世界初の７大陸最高峰登頂者となる。現在までに６０か国の最高峰・最高地点に登頂

栗田貞多男［クリタサダオ］
写真家。１９４６年長野県長野市生まれ。電子機器会社社員を経て、故・田淵行男氏に師事、写真家となる。現在も長野市に住み、山・川や蝶など、自然を題材とした写真を撮り続けている。クリエイティブセンター・フォトライブラリー長野主宰。日本写真家協会、日本昆虫協会、日本蝶類学会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Kiro]

単語と共に掲載されている写真が綺麗で「あぁ、いいなぁ。。」と思いながら読んでいました。単語の説明には、実感のこもっていて、経験者の語る言葉には説得力があります。「山に行きたいなー、仕事が邪魔だ」と思わされる、思わせてくれた本でした。そうは思いつつも、明日からも頑張ってぼちぼち働きます。

2020/02/02

[roatsu]

美しい写真の数々と田部井さんの言葉で語られる、登山の頻出用語が一緒になった書籍。登山者には一家に一冊あったら楽しいのでは。今は登山用語もわからなければ簡単に検索できてしまうけれど、第一人者たる方の経験や思いが詰まった優しい言葉を引いて覚えていくことも甲斐があると思う。逝去された今、あらためてぱらぱら眺めるとついこの間までの溌剌とした姿が浮かび、涙ぐんでしまう。

2016/11/23

[スプリント]

山（主に登山）に関する用語がカテゴリごとにまとめられていて読みやすいです。写真も豊富なのでイメージも付きやすくお薦めです。

2017/09/23

[Asako Inokuchi]

すごく勉強になったし、写真も素晴らしく、わかりやすかった。山登り初心者の私は、きちんと理解できてない言葉がたくさんあって。田部井さん存じ上げなかったけど、すごい方なんだなぁ。先日初めての冬山を体験し、山登りへの意欲が最高潮。『のぼろ』にもよく書かれているが、やはり知識・技術・体力の全てが必要なんだとつくづく思う。十分なそれに追い付かなくて焦る気持ちが強いけど、一歩ずつステップアップしてゆきたい。にしても『のぼろ』ばかり読んでいて、全く小説読んでない(-_-;)

2016/02/25

[Aoki]

山の写真集兼用語集。美しい写真と、独自の基準で選ばれた言葉の数々。モルゲンロートと滝雲、見てみたいです。

2012/10/21