講談社現代新書<br> 江戸の犯罪録―長崎奉行「犯科帳」を読む

個数:
電子版価格
¥1,265
  • 電子版あり

講談社現代新書
江戸の犯罪録―長崎奉行「犯科帳」を読む

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月01日 04時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065374849
  • NDC分類 322.15
  • Cコード C0221

出版社内容情報

江戸時代の「大都会」長崎。200年、全145冊の記録が明らかにする時代の素顔!
抜荷発覚を恐れて自害した犯人の死体を塩漬けで保存。死骸を磔/心中相手を刺殺するも自分は死にきれず、自首して斬首に/奉行所から障子を盗み出したところを見つかり死罪/漁師のはえ縄が引き上げた銀子から抜荷が発覚。犯人は全員死罪/偽銀作りで親が死罪・獄門。子どもは縁座で遠島/遠島先で人を殺して死罪/1人の女が3人の男と密通。女を巡って刃傷沙汰を起こした男2人は刎首獄門、もう1人の男は陰茎切、女は鼻そぎ/密通相手の男を斬殺した夫はお咎めなし。密通した妻は死罪。

内容説明

江戸時代の「大都会」長崎―二〇〇年、全一四五冊の記録が明らかにする時代の貌。

目次

序章 江戸時代の「リアル」を知る
第1章 長崎における「罪と罰」
第2章 人間模様さまざま―酒、男女の仲、喧嘩口論
第3章 犯罪者たちの素顔
第4章 法をくぐり抜けようとする者たち―「抜荷」を事例に
第5章 「隔離」された人びと
終章 「犯科帳」とはどんな史料か

著者等紹介

松尾晋一[マツオシンイチ]
1974年生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科博士課程単位取得退学。博士(比較社会文化)。長崎歴史文化博物館研究員を経て、長崎県立大学地域創造学部教授。専攻は、日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

11
海外貿易というのは、やはり旨味が大きい2024/11/09

qwer0987

8
江戸時代唯一の国際港長崎は犯罪の多い都市でもあった。それは海外物品転売の目的での抜荷が多かったことや質屋に対する法規制の緩さもあったのだろう。そうしてそんな背景事情が割れ窓理論ではないが、犯罪を惹起したのかなと想像する。ともあれ江戸時代と現代の価値観の差には驚いてしまう。江戸時代は監視社会で、無宿人となれば差別されるし、死罪へのハードルは低く、人権もかなり制限されていた。そんな息苦しさも犯罪の多さの要因かもしれない、と素人目の現代人には見える。犯罪の詳細の羅列が読みづらかったが、勉強にはなった2025/05/26

すのさん

6
貿易都市・長崎では「抜荷」が絶えず、江戸幕府も取り締まりに苦慮していたようである。抜荷は死罪にもなりうる重罪だったが、換金の容易さや儲けの大きさが庶民を惹きつけた。現代の闇バイトにも通じる構造がある一方、当時は犯人の地縁や職縁を通じて連帯責任が課され、地役人まで処罰対象となった点は大きく異なる。犯罪者を共同体が背負う時代において、地域の統治責任がいかに重かったかがよくわかる。開放的な都市性格を持つ長崎の犯罪録から、より閉鎖的な他地域ではより監視的な地域社会が広がっていたのではないかと推測される。2025/05/15

Go Extreme

2
江戸の犯罪録、犯科帳を読む 犯罪は時代と社会を映す鏡 史料・犯科帳の不規則性と解読 公事方御定書、厳刑から人命尊重へ 江戸への伺い、幕府の権威 非人手下と足洗い制度 長崎統治と地役人の役割 異質な空間:遊郭・出島・唐人屋敷 長崎特有の犯罪・抜荷 抜荷の動機、ぼろもうけの魅力 抜荷の多様な手口と関係者 自訴すれば減刑の可能性 酒乱、喧嘩、深堀騒動 組織的な偽銀札事件 無宿人の困窮と逃亡 疑わしきは罰せず、ではなかった 法を軽んじる土地柄 犯罪者の手口と追及逃れ 複雑な長崎の社会様相 犯科帳から見える江戸時代2025/05/01

con

2
江戸時代の長崎での犯罪の状況(実際には裁判の結果)や、当時の人たちの犯罪に対する考え方が手に取るようによくわかる。 貿易都市という特性上、密輸が多く、甘い汁を吸うことを考える人間はいつの時代でも多いもの。2024/10/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22181191
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品