出版社内容情報
大正時代に活躍した人物を掘り下げます。ビジュアル、データを豊富に使用し、15年間をトピックでまとめ、時代の動きを俯瞰します。
2012年は「大正100周年」。折りしも今年、大正時代に建設された東京駅が創建当時の佇まいで復原されようとしています。大正時代は、未曾有の関東大震災に経済恐慌、不景気など、今の日本が抱えている問題と同じ課題を抱えていたと同時に、起業ラッシュに沸き、明るくのびやかな気運もありました。現在、多くの企業が創業百年を迎えています。大正時代は意外なほど現代と似ています。出来事、人物、多彩なビジュアルコラム、世相コラムなどを通してぜひ体感してください。懐かしくて、どこか新しい100年前の日本へ、みなさんを誘います。
内容説明
ドラマティックなエピソードで時代を読む。充実したビジュアルで時代がわかる。時代のキーパーソンを業種別に紹介。大正を知れば「今」がわかる。
目次
第1章 出来事で知る大正時代(「大正」とはどんな時代だったのか 明治から大正へ;大正元年(1912)
大正2年(1913)
大正3年(1914) ほか)
第2章 人物で見る大正時代(大正天皇の時代 大正天皇;画家・イラストレーター;演劇人・舞台人・映画人;音楽家 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
及川まゆみ
2
大正時代はとても短いのですが、とにかくいろいろなことがあった激動の時代。大正というと、明治と一緒にされてしまったり、ちょっとはずされてしまうような感じなんですが、この本はなかなか細かい事件まで記載があって面白いです。2014/03/12
オリーブ
1
西洋様式と伝統様式が入り混じった時代の風が感じられました。文学や絵画と言った文化面にも近代化の波が現れています。明治までの封建制度に対する反発の気持ちが顕著に現れてきて、それが大正デモクラシーと言う思想へと繋がっていったようです。また、それまでの控えめな女性の姿だけでなく、女性の社会進出人々の活気を感じました。大正時代はほんの15年しかなかったのですが、その間に今もある大きな企業の基礎形成や関東大震災や第一次世界大戦など、様々な出来事があった濃い15年でした。2013/12/06
おーうち
0
こちらも写真集で明治を残しつつも昭和に至るまでの大正時代が残されている。写真集というよりも事典という感じかな。時代背景やその時期の活躍した人、流行り廃りで時代が理解できる。最初の方に戦争関係があるけど、後半のほとんどは文学とかの領域で、大正時代は平和だったのではないかと思える。貧富の格差も当然あったとは思いますが、貨幣経済のバランスがよかったのではないかと思います。2020/11/23
よう
0
低解像を無理やり拡大したものを見開きに使っちゃうような雑さ。全体として事実の羅列で読ませる気を感じない点、反対になぜか大正天皇の紹介だけ筆者の批判的論調が不可解なほど強い点。後半の人物紹介がかなりおざなりな点を除けばなかなか良いです。カラーはふんだんだし、流行語、流行歌などまとめられてるのも楽しい。ページの少ない人物伝でも建築家のページが優遇気味で大正建築を堪能できる。2020/06/24
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