内容説明
選び抜かれた22の名碗に臨場感溢れる画像で迫る。掛物、花入、釜、茶入、茶杓などの名品も多数収録。
目次
その1 楽と光悦の茶碗を観る(無一物―待庵にて、利休を偲ぶ;ムキ栗・升―長次郎とノンコウ、対極の四方茶碗;時雨・乙御前―光悦の二碗、半世紀ぶりの出会い;不二山―白と黒、片身替りの不思議)
その2 和物茶碗を観る(卯花墻・蓬莱山―自由な精神で挑んだ茶碗;絵唐津菖蒲文茶碗・深山路―野趣ある大どかな味わい;色絵鱗波文茶碗・蔦の細道―名工仁清、都ぶりの色絵)
その3 高麗茶碗を観る(老僧・細川―侘びの感性との調和;古堅手雨漏・蓑虫―千変万化のしみを愛玩;毘沙門堂・隼―古武士の如き渋い風姿;花曇・橘・布引―蕎麦と伊羅保の洒落心;喜左衛門井戸― 特異な逸話に彩られる王者)
著者等紹介
林屋晴三[ハヤシヤセイゾウ]
1928年京都府生まれ。東京国立博物館次長を経て、同館名誉館員。頴川美術館理事長、菊池寛実記念智美術館館長。少年の頃から茶の湯に魅せられ、長年、日本陶磁史における茶の湯文化の体系化に尽力してきた。2007年織部賞受賞。現代作家の器による茶会も定期的に開催するなど現代の茶具の魅力を伝えることに心を傾ける。茶碗や茶道具に関する著書、編著書多数
小堀宗実[コボリソウジツ]
1956年東京都生まれ。遠州茶道宗家十三世家元。学習院大学法学部卒業後、桂徳禅院にて禅の修行を積み「宗以」の号を授受し、副家元に就任。2000年大徳寺管長より「不傳庵・宗実」を拝受。2001年家元を継承。海外文化交流や子どものための茶道講座など、遠州流のみならず、茶道界全般の発展向上に尽力中である
千宗屋[センソウオク]
1975年京都府生まれ。武者小路千家家元後嗣。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学大学院前期博士課程修了(中世日本絵画史)。2003年次期家元として後嗣号「宗屋」を襲名。斎号隨縁斎。現代美術など異分野とのコラボレーションに精力的に取り組む一方、2008年には文化庁文化交流使として欧米で広く茶の湯と日本美術を紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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