出版社内容情報
落ちている1枚の羽根から何の鳥かを調べられる、世界でもユニークな図鑑です。65種を追加、総数300種を収録!
一枚の羽から鳥がわかる…「日本の野鳥 羽根図鑑」(95年)、「改訂新版 日本の野鳥 羽根図鑑」(01年)は、世界にも類を見ない図鑑として愛鳥家や研究者から驚きと賞賛を持って迎えられた。そして今年、65種を追加し、総数300種を収録した「決定版」が完成した。
内容説明
増補65種、総数300種を網羅。山階鳥類研究所・元研究員、50年の集大成。
目次
アビ目
カイツブリ目
ミズナギドリ目
ペリカン目
コウノトリ目
カモ目
タカ目
キジ目
ツル目
チドリ目〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
40
色々な野鳥の羽根の図鑑。とても丁寧に観察されて描かれてあります。なかなか手に入らない貴重な羽根もあり、苦労されていらっしゃいます。一枚一枚、各部位によって羽根の形が違っているし、色も鮮やかなものから地味なものまで様々です。いつも観察している雀の羽根も載っていました。お気に入りはオナガの羽根。とても綺麗な色で私好みの色でした。2018/11/16
booklight
28
「野鳥関係者必携の図鑑が、決定版として新登場!新たに65種を追加。日本の野鳥300種の羽根を収録。野鳥の羽根を拾ったら、調べてください。野鳥からのメッセージです」と表紙の見返しにあるように、世界は広く深い。実物の羽根を前にすると図鑑と比べても、初列風切と次列風切の区別さえつかない。まぁ自然を対象にして人間の都合で名前を付けているので、MICIってわけにもいかないか(負け惜しみ)。解説も羽根についての記述が多く、鳥についてくる羽根のことなのか、羽根についている鳥についてのことなのか分からなくなる。 2021/07/22
150betty
3
(☆4)旧版を読んだので決定版も読んだ。日本各地の鳥の風切羽から尾羽根、全身あちこちの羽がかなり詳しく記載されてる。また、その鳥のページではその羽根がだいたいどこで拾えるかも日本地図に色がついて記されている。ただ基本的には鳥の名前からその鳥の羽を調べる形式なので、分からない羽を拾ってもある程度何の羽か分かってないと図鑑を読破して調べないといけないので、調べ物に使うには手間かも。2016/10/07