内容説明
長者原くじゅう登山口から峠を越えて歩くこと約2時間、四面を山々に囲まれ、高山植物の宝庫でもある坊がつる湿原を一望する標高1303メートルに法華院温泉山荘がある。くじゅうに魅せられてやって来る登山者たちの疲れを癒す山小屋として古くから親しまれてきた。本書は、この山荘で働きながらインターネットを通じて書き続けた著者の日記(2001年7月~2002年6月)をまとめたものである。
著者等紹介
川上信也[カワカミシンヤ]
1971年、愛媛県松山市に生まれる。1997年4月―2002年6月、大分県くじゅう・法華院温泉山荘に勤務。福岡市在住
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感想・レビュー
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GoJEF
4
2001年から2002年に法華院温泉山荘で働きながら綴られた日記と写真。下界は20年で景色は様変わりですが、山の風景や自然は変わっていないんだろ~な~。6月に久住連山に行くので、この山荘がとても楽しみになりました。ミヤマキリシマ待ってろよ~🎵2019/05/02
ゆかるりら
4
15年ほど前の法華院温泉山荘で働いてる著者の日誌になるが、そんな前でも同じ時期に同じ花が咲き、同じ景色が見れるという事に嬉しくなった。 坊がつるのテントの中で読んだので余計に。2016/06/29
ないとう
2
くじゅうの坊がつるにある法華院山荘に勤められていた著者による2001年7月~2002年6月の山小屋日記。 前に一度読んだものを再読。 山でもスマホが当たり前の今と違い、20年前は法華院山荘からネットで通信するのにとても苦労している様子がわかる。2001年というとちょっと前のような気がするがもう20年も前なのであるなあ。(川上さん風) 独身の頃は何度も訪れた坊がつるが、今はめちゃくちゃ遠く感じる。川上信也さんは今は福岡市、竹田市を拠点に写真家として活躍されているようです。2021/02/07