はじめての哲学 愛すること

ブルニフィエ，オスカー【文】〈Ｂｒｅｎｉｆｉｅｒ，Ｏｓｃａｒ〉/デプレ，ジャック【イラスト】〈Ｄｅｓｐｒ´ｅｓ，Ｊａｃｑｕｅｓ〉/藤田 尊潮【訳】

世界文化社（2011/11発売）

• サイズ A4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 23X23cm
• 商品コード 9784418115044
• NDC分類 158
• Cコード C0010

内容説明

愛のおかげでわたしは存在する、愛は見返りを期待しない、愛とはやさしくすること。わたしの愛。あなたの愛。同じじゃないね。フランスで数々の賞を受賞し、世界１９カ国で翻訳された話題の哲学シリーズ、自分らしさを考える。“わたし哲学”はじまる。

著者等紹介

ブルニフィエ，オスカー［ブルニフィエ，オスカー］［Ｂｒｅｎｉｆｉｅｒ，Ｏｓｃａｒ］
哲学博士、教育者。おとなのための哲学教室と子どものための実践哲学を広めるため数々の国で活動。また世界における哲学についてのユネスコ白書も手がけている。『Ｌｅ　ｌｉｖｒｅ　ｄｅｓ　ｇｒａｎｄｓ　ｃｏｎｔｒａｉｒｅｓ　ｐｈｉｌｏｓｏｐｈｉｑｕｅｓ』（邦題『哲学してみる』）は、フランスにて２００８年の青年文学賞、同年のフランステレビジョン青年の部賞、２００９年の本の科学賞を受賞。現在までに１９の言語に翻訳されている

デプレ，ジャック［デプレ，ジャック］［Ｄｅｓｐｒ´ｅｓ，Ｊａｃｑｕｅｓ］
１９８５年高等美術学校入学。１９９０年代初め、当時は発展途上だった新しい媒体、バーチャルイメージへと転向。この選択によって、ドキュメンタリー映画、ビデオゲーム、建築、舞台美術といった多方面で活躍するようになる。現在はイラストレーター。言葉とイラストとの奇妙な関係を模索しながら、空間、身体、光に関する自らの考えを追求している。『Ｌｅ　ｌｉｖｒｅ　ｄｅｓ　ｇｒａｎｄｓ　ｃｏｎｔｒａｉｒｅｓ　ｐｈｉｌｏｓｏｐｈｉｑｕｅｓ』（邦題『哲学してみる』）は、フランスにて２００８年の青年文学賞、同年のフランステレビジョン青年の部賞、２００９年の本の科学賞を受賞。現在までに１９の言語に翻訳されている

藤田尊潮［フジタソンチョウ］
武蔵野美術大学教授、フランス文学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[忠犬じろレポ]

愛って枠にはめることは出来ないよね。人それぞれに考え方が違うって事は分かるんですけどね。相手を思いやる事もそうなのかなって思っていましたが、この本を読んでると一概にはそうだとも言えません。人って身勝手ですしね。　哲学かぁ～。　むすかしい。(._.)　話は変わりますが、やっぱりこの絵本の人形カ・ワ・イ・イ。(^^;　表情は一緒なのに角度やアップで表情が変わるんですよね。カ・ワ・イ・イ(^^;　

2013/04/25

[tera。]

【はじめての哲学シリーズ】親・兄弟、ヒーローや情熱、果ては自分までといった、幅広い愛について書かれている。共感出来る考えも、そうでないものもあって、身近だけど深く考えたことのなかったテーマかもしれない。そもそも相反する考えのどちらか一方以外の考えもあるだろうから、この本に書かれている意見は、考える切っ掛けにすると良いのだと思う。単純な描き方だけど表情がちゃんとあるイラストが魅力的で、何度も繰り返し見てしまう。

2014/05/14

[けんちゃん]

本屋さんでみつけ、図書館で購入していただきました。「愛する」ということが、30ページ足らずの絵本で語れるものなのか…と思いますが、愛することを考える足がかりとしては、すばらしい作りだと思います。人それぞれに違う「愛」、自分にとっての愛をあらためて見つめると同時に、他者の愛に思いを向けるきっかけになりそうです。著者は大人向けのみならず、子ども向けの実践哲学を広める活動をされているとのこと、他の著書も気になります。また続刊の予定があるようなのでそちらも要チェックです。

2012/01/31

[＊]

人を愛する時、本当にその人を愛しているのか、それとも愛(あるいは正義、善、真理)という観念を好きになっているのか。終盤の問いかけは心に残った。

2020/02/14

[ナハチガル]

フィギュアの写真ように見えるけど、これってイラストなのかなぁ。いろんな考え方がある、ということをビジュアルで表現してるんだけど、頭でっかちに全身タイツというフォルムが好みではなくて、もうひとつのめり込めず。文章だけの方がよかったかもしれない。C+。

2023/02/24