根津美術館―プライベートミュージアムの最高峰

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  • サイズ A4判/ページ数 169p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784418102266
  • NDC分類 706.9
  • Cコード C0370

出版社内容情報

大迫力のヴィジュアルで、名品に肉薄。新発見の資料・写真なども駆使し美術館の素顔と魅力に迫る!

日本の私立美術館の中でも、根津美術館の懐の深さは格別です。質量ともに充実したコレクション、都会にありながら「森」と呼ぶにふさわしい広大な庭園と、そこに点在する石塔・石仏の数々……。本書では、国宝・重文を中心とした名品の数々を、観音開き・三つ折開きなど製本上の工夫で超ワイドに見せます。また、新発見の資料・写真なども駆使して、美術館の素顔と魅力に迫ります。さらに巻末では、主要美術作品187件(国宝、重文、重美)すべてを、写真つきで一覧にまとめるなど、資料的価値の高い内容になっています。広大な庭園もマップ付きで紹介。この一冊には、誰も知らない根津美術館が詰まっている……。

・巻頭エッセー
  大岡 玲
・名品を堪能する
  国宝◎燕子花図 尾形光琳 筆
  国宝◎那智瀧図
  国宝◎漁村夕照図 牧谿 筆
  国宝◎鶉図 伝 李安忠 筆
  国宝◎無量義経・観普賢経
  新公開◎不動明王立像 ほか
・都会の森に溶け込む美術館
  根津公一館長に聞く
・知られざる庭園の素顔
・根津青山と美術館の70年
・美術館の基礎データ

内容説明

知られざる庭園の素顔。都会のオアシスに点在する石塔・石仏めぐり。庭園マップ収録。根津美術館の主要美術作品187件(国宝7件、重要文化財87件、重要美術品93件)すべてを、写真つきで一覧に。また、絵画、陶磁器、茶道具、工芸、青銅器、仏教美術、書など、掲載作品とその周辺を館内外の美術史家がわかりやすく解説。初代・根津嘉一郎の美術品蒐集に始まる根津美術館70年の歩みや、美術館の過去と現在を、根津公一館長へのインタビューも交えて掲載する。

目次

名品を堪能する1(国宝・燕子花図 尾形光琳筆)
名品を堪能する2(国宝・那智瀧図)
名品を堪能する3(国宝・漁村夕照図 牧谿筆;国宝・鶉図伝 李安忠筆)
名品を堪能する4(重要文化財・青磁蓮唐草文浄瓶;重要文化財・青花花卉文盤)
名品を堪能する5(重要文化財・瀬戸丸壷茶入銘相坂;重要文化財・肩衝茶入銘松屋)
名品を堪能する6(重要文化財・花白河蒔絵硯箱;重要文化財・春日山蒔絵硯箱)
名品を堪能する7(重要文化財・饕餮文方〓(か))
名品を堪能する8(重要文化財・金剛界八十一尊曼荼羅不動明王立像)
名品を堪能する9(国宝・無量義経・観普賢経)
コラム―『青山荘蔵品録』
根津青山と美術館の七〇年
根津美術館所蔵国指定文化財全基礎データ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

91
本日より開催の特別展「燕子花図屏風の茶会」に根津美術館を訪れた。「鉄道王」と称せられた根津嘉一郎が購入した青山南町で、海外流出を憂えて蒐集した日本の古美術を、彼の死の翌1941年、長男の二代目嘉一郎が美術館として開館した。国宝「燕子花図」尾形光琳は、金箔にシンプルな意匠の存在感があり、2009年隈研吾氏設計の瓦葺の建築は年月と共に落ち着いた風情を醸し出し、日本庭園では鷺が鋭い嘴で魚を捉える瞬間が見られた。着物姿で年配の方が茶室に向かわれるのが様になる。いつ来ても都心の一等地の心落ち着く場所。2022/04/16

シャトル

41
根津美術館の「燕子花図と藤花図」展の予習として。光琳筆 国宝「燕子花図屏風」もさることながら敷地内にある日本庭園を観るのも愉しみです。今回の展覧会では公開されない国宝「那智瀧図」も是非観てみたいな! 【追記】2014/05/18 根津美術館にて 光琳筆「燕子花図屏風」応挙筆「藤花図屏風」を鑑賞。その他にも屏風図、襖図、掛軸など見応えのある展覧会でした!2014/05/18

石油監査人

8
この本は、東京の青山にある根津美術館についての解説本です。29.6 x 22.8 x 1.6 cm の大型本で、同館所有の主な美術品を、多くの写真とともに詳しく解説しています。特に、国宝である燕子花図(尾形光琳作)、那智瀧図、鶉図などは、クローズアップの大型写真が付いているので、実際には見ることのできない至近距離から、名品を鑑賞できます。同館が隈研吾の設計で再建されてから、「一度は、行かなくては。」と思っていたのですが、この本を読んで、知識を得てしまうと、「急がなくてもいいか。」とも思ってしまいます。2019/10/23

だい

7
芸術の秋。読み友さんのレヴューに心がざわめく。那智の滝は水上勉氏の本で知り最も行ってみたい場所。本を開くとそこはまさに知の宝庫!すばらしくて言葉にならない。「ウワーッ」が心を元気にして新たな世界が広がる。手元に置きたい一冊。2019/11/05

Maiラピ

4
目指したのは「東洋古美術を展示する世界一の美術館」プライベートミュージアムの最高峰。ここにあの光琳の燕子花図がある。今一番行きたい美術館。所蔵品はため息モノ。それだけではなく根津美術館は2009年10月に新装したばかり。隈研吾氏の設計。仏像が美しく見える上質の美の空間。美術品を最も美しく見せる照明、茶室、庭園。見たい~~~!!2010/10/19

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