内容説明
今から１５０年ほどもむかし、とある港町に生まれた、一人の元気な男の子。かれがふるさとの海に夢をかけ、果たすまでをえがいた物語。失敗しても、失敗してもくじけず、夢をもって生きることの大切さをうったえた感動実話絵本。
目次
１章 新しい時代
２章 夢とのであい
３章 だれもやっていないのなら
４章 海の死神
５章 希望の光
６章 いつか大きなひとつぶに
著者等紹介
左近蘭子［サコンランコ］
兵庫県生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。『かばはかせとたんていがえる』で毎日童話新人賞最優秀賞。ほかに「わたしの青空」国際環境絵本コンクール大賞、アンデルセンメルヘン大賞優秀賞など受賞
朝倉めぐみ［アサクラメグミ］
東京都生まれ。多摩美術大学油画科卒。出版社で、絵本雑誌、書籍などの編集を経験し、その後フリーのイラストレーターとしてスタート。書籍の装画、雑誌の挿絵、絵本製作、版画製作、広告関係などで幅広く活動している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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shiho♪
18
図書室本。棚の整理していて発見✨児童書にしてはページが薄めなので、今まで存在に気が付かなかったけど、タイトルとフランスを思わせるオシャレな絵が素敵。 三重県で真珠の養殖を成功させた御木本幸吉の伝記。少年時代は激動の幕末から明治期。そのころから海外に興味を持ち広い視野を持っていた幸吉。真珠の養殖を始めてからは苦難の連続。それでも夢を信じ、夫婦二人三脚で諦めない。『誰でも「夢のつぶ」を持つことができる。そしてそのつぶを大きくしていくのは一人ひとりの心しだいなのです』中学年のはじめての伝記🔰にもオススメ2023/06/28
ヒラP＠ehon.gohon
16
養殖真珠を世界で初めて成功させた、御木本幸吉の伝記絵本です。 誰も成功できなかった人工真珠作成は、幸吉の努力と、決してあきらめない信念、そしてそれを支えてくれた妻のお陰でした。 心打たれると共に、子どもたちに激励を与える実話です。2020/05/21
サウスムーン
15
娘が学校で御木本幸吉について学習した。エジソンも作れないと言った、「人間のなみだの結晶」である真珠。彼の、あきらめない気持ち、チャレンジ精神、視野の広さ、そして自分を信じて突き進む力が端的にまとめられている。御木本幸吉の生涯が、中学年にも十分理解できるよう上手く噛み砕かれていた。2016/03/17
ゆにす
7
一緒に苦労してくれた奥さんが真珠を身につけることなく亡くなってしまったというのが悲しい。2015/11/29
るぅ
3
図書館の歴史・伝記コーナーにポツリとシンプルな文芸書…正しい場所に戻してあげようと手に取ったら、真珠の養殖を成功させた夫婦の物語。最初から最後まで夫婦の名前はでてこない。あとがきで初めて「ミキモト」の創始者とわかった。真珠の養殖は日本から始まったのね。2017/07/28
