白洲正子の宿題―「日本の神」とは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418075140
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0095

内容説明

白洲正子、小林秀雄も歩んだ道を、今、孫の白洲信哉が歩く。日本各地の祭りや寺社を訪ねた紀行随筆集。

目次

第1章 神話を歩く(天孫降臨(宮崎)
謎多き出雲(島根)
ミムロの神(奈良・三重)
海神(長崎)
倭建命(三重・奈良・大阪・滋賀・京都))
第2章 古層の神々に出会う(神々の黄昏(奈良)
石神と花神(山梨・長野)
エライナナイ(沖縄))
第3章 神と仏の幸せな共存(聖なる山(岐阜・福井・石川)
地主神(和歌山))
第4章 祭りで再生する神(山王祭(滋賀)
扇祭(和歌山)
春日若宮おん祭(奈良))

著者等紹介

白洲信哉[シラスシンヤ]
1965年、東京生まれ。元内閣総理大臣細川護熙氏の公設秘書を経て、執筆活動に。その一方で日本文化の保存と継承に力を注ぎ、書籍編集や文化イベントのプロデュースなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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カザリ

34
信心がなくなれば、森は滅びる。山に囲まれた日本。神々は自然にやどるということを自然に受け入れてきた民族なのに、それが受け継がれていない気がする。神の依り代である自然と考えれば、自然に畏怖の念を抱き、足るを知る生活ができのではないかな。なんとなく、もののけ姫を観たくなるというか。個人的には、昔から神楽や狂言にすごく興味があって、この本で紹介されていた春日若宮おん祭にいつか行きたいと思った。最近聞いた怪談のたたり、とかもなんていうか霊の仕業じゃなくて、神様のせいかなあなんてお思ったり。2018/07/21

Eiji

2
「日本の神」それは、白洲正子の著作のひとつのテーマであった。そのテーマを、日本各地の祭りや神社などを訪ね歩き、紀行随筆としてまとめたものが本書だ。『祖母』である白洲正子は、檜原神社がお気に入りだったそうだ。本書にもページを割いて紹介されていた、高千穂・夜神楽が時期がずれていて行けないのが残念だ。本書にもあるように、日本神話を深く知るためには、神楽は欠かせない。いずれ機会を見て行きたい。2012/09/26

ルアット

2
日本各地の神々を訪ね、そこに描かれている風景がとても神秘的な感じで清々しい気持ちになる。この本を読んでやっぱり、自分にはアニミズムな思想のほうが受け入れやすいとつくづく感じた。ただ、日本の神様の名前は難しすぎる。2014/01/20

ノックアウト

2
祖母が白洲正子という作者の日本の各地域の信仰を見て回るフィールドワークな本。2009/09/20

Yasuaki Miyamoto

1
著者が神々のルーツを辿り、写真とともに紹介しています。旅行記のような感じに仕上げてあるせいなのか、話の深さに物足りなさを感じました。2013/05/03

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