内容説明
紀元前二四七年、十三歳で秦の王位に即いた政(のちの始皇帝)は、天下統一の野望を抱き、韓・魏・趙・燕・斉・楚の六国に侵攻。まず、前二三〇年に韓を攻略し、ついで前二二八年、趙の邯鄲を攻め王を虜とした。このとき趙の公子嘉は代に逃れ、東方の燕と結んで秦に抵抗を試みる。この年、燕の都・薊で高漸離、丁、田光などと交誼を結ぶ壮士・荊軻は、田光の代わりに燕の太子丹に依頼され、秦王暗殺のため秦都・咸陽に送り込まれるが…。
著者等紹介
竹川弘太郎[タケガワコウタロウ]
本名、武居弘。長野県岡谷市出身。中央大学法学部卒業。詩人・金子光晴に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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