GHQの見たニッポン―開封された秘蔵写真 戦後ドキュメント1945~1952

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  • サイズ B5判/ページ数 255p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784418072279
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0021

内容説明

GHQがとらえた知られざるニッポン。進駐軍に埋め尽くされた皇居前広場から、刑務所の中までをも撮り尽くした貴重な「未公開写真」で綴る日本復興の記録。

目次

INTRODUCTION 米軍が記録した占領下日本の素顔
第1章 時代と社会(来日したマッカーサー;戦争のつめ跡 ほか)
第2章 風俗と生活(不思議の国ニッポン;ニッポンを鑑賞する ほか)
第3章 進駐軍の暮らし(進駐軍の仕事;GHQが潜入した日本の内側 ほか)
第4章 街(焦土と化した東京駅周辺;日本の中の勝者と敗者 ほか)
第5章 著名人(天皇・皇后両陛下;皇族たち ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oldman獺祭魚翁

37
図書館 占領下の日本を占領側が撮影した記録。占領軍ならではの小菅や府中刑務所の中の様子や日銀の大金庫などが興味深い。この占領が終了したのは1952年 僕が生まれる僅か二年前。それを想うと信じられない気持ちになる。それまではこの国は独立国では無かったのだ。強く印象に残ったのはデモに赴く人々の決然とした表情でした。勝者側から見た敗者の記録。2017/08/03

ちさと

26
撮影の対象は公式行事だけでなく、街角や人々の生活、最高権力を行使して刑務所や日本銀行の大金庫にまで及びます。吉田茂が「Go Home Quicklyだ!」と形容したGHQ専属の写真部が保管した資料なので、戦後日本の一部分にはすぎませんが、写真は文字とはまた違う物語を語るなぁと思いました。一人ひとりの人生に想いを馳せてしまいます。2018/12/07

がんぞ

8
皇居の門も米兵が警備なのにハッとする。敗戦で天皇陛下も国民の前に姿を現すようになった。国民からの敬意に米軍は感銘したのではないか。至る所の建物が接収され星条旗が翻る。日の丸が許されたのは第1回国政選挙後の国会議事堂だけ。どこでも入れる米軍だけに闇市や刑務所作業なども撮った(占領軍慰安所の撮影は無い、ホームの女が怖かったのだろう)。東京裁判の通訳を森山眞弓がしていて当時の思い出「戦争に負けるとはこんなことだったんだな」と語る。米国好きな池田大作は当時十代、GIにしなだれかかるパンパンガールを見て何思ったか2014/04/01

TAGO

4
このフォトブックは 1945-1952年 進駐軍が撮影した占領下の日本。 占領下ゆえ日本人には拒否する権利がないので 日本人カメラマンが入ることの出来ない場所も撮影可能。 警察署内や刑務所の中も撮影しています。 戦後の食料不足に喘ぎ、 飢餓状態の日本人の暮らしと 進駐軍の優雅な暮らしぶりの落差がすごい。 当時、マッカーサーを称えて 広島市の鯉城通りが マッカーサー道路と呼ばれていたとは知らなかったなぁ。 2019/05/18

なおバズ

2
GHQ占領下にあった時の日本の写真集。当時の写真は大変興味深い。また、占領下にあった際の事件や流行りの言葉のエピソードなどなども書いてあり勉強になりました。2018/04/07

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