ビジュアル版日本の古典に親しむ
南総里見八犬伝

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  • サイズ B5判/ページ数 176p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784418072019
  • NDC分類 913.56
  • Cコード C0393

内容説明

お江戸を熱狂させた伝奇ロマン。作者滝沢馬琴渾身の伝奇長編偽作を読む。

目次

第1部 不思議な玉を持つ犬士たち(犬に乗る少女;番作切腹す;犬川荘助;糠助の遺言;村雨丸の行方 ほか)
第2部 苦難、流浪そして総揃いへ(三犬士、額蔵を救う;道節、贋定正を斬る;小文吾、船虫と会う;馬加大記の陰謀;女田楽旦開野 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

116
年明けに(2022.1)観た里見八犬伝を題材にした歌舞伎は楽しかったが、3時間では内容をカバーしきれていなかった。こちらを友にすすめられて手に取る。内容を楽しむというより、理解するのに向いている。それぞれの場面での悪と善、実在の場所の写真、人物の相関関係がよく分かる。武士の時代なので、女性は影が薄いようで、実は玉を生み出すのは女性。終盤の化物みたいな相手も女。「淫婦は子供が出来ないと言うから」という所が気になったが、春を売る女性は性病にかかりやすく妊娠しにくくなったということかな。伏姫の男気が立派。2022/02/16

cozicozy

10
『伏 鉄砲娘の捕物帳』を観て、『南総里見八犬伝』に興味が湧きました。その物語を知りません。図書館のネット検索で、こちらの本と出逢いました。読みやすく纏められていて、初心者の私にはピッタリでした。滝沢馬琴の原作に興味が強くなりました。映画の原作は『伏 贋作 里見八犬伝』桜庭一樹著。映画の原作のため、手に取りました。映画は、桜庭一樹著の物語をベースにしていますが、宮地監督の伏の世界が描かれています。原作、映画、別な物語として、大いに楽しみました。滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』いろいろな本を読んで楽しめたらと。2012/12/18

あんさん

4
おそらくは長大な原作をコンパクトにまとめたもの。次から次と新しい人物が登場し場面はすぐに二転三転する。主なエピソードは、子どもの頃見たNHKの人形劇番組が記憶にあったので、筋書きを追うことができた。そういう意味で今回は当時の記憶をたどる読書となった。その頃は名作を子ども向けに放送する番組が多くあり、子どもだった私たちも楽しんでそれらに触れることができた。現在もいろいろな名作を読んで楽しめるのは、当時の放送業界の皆さんのおかげでもあり、多いに感謝したいと思う。2022/05/20

しゅえ

1
八犬伝を読みたくて、でもあまりの長さに読むのをためらっている人間にとっての入門書だと思った。分かりやすかった。登場人物紹介も年表もあるし、主要語句の解説もあるし、八犬伝のざっくりとした雰囲気を掴むのにおすすめ。2018/01/18

叶多

1
舞台の予習(笑) だいぶ骨組みだけって感じだった。し、これで完結ってわけじゃなくね?と。 登場人物の予習だけはできたかな。いきなり舞台見て登場人物を8人以上もいきなり認識できないと思ったのです。2012/10/18

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