ラダーシリーズ
1リットルの涙

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784896844955
  • NDC分類 837.7
  • Cコード C0082

内容説明

「わたしは何のために生きているの?」中学3年生で脊髄小脳変性症を発病し、歩くことも、話すこともままならなくなりながら、必死で自らの生きる道を見つけようとする亜也。母はともに悩み、時に涙しながら亜也を支え、導いてゆく。本書は亜也が治療の助けとなるようにと書き続けた日記であり、生きることに希望を見いだそうとする魂の叫びである。

目次

1 14 Years Old(1976‐77)―My Family
2 15 Years Old(1977‐78)―Illness Creeping Up
3 16 Years Old(1978‐79)―The Start of Distress
4 17 Years Old(1979‐80)―“I can’t even sing any more…”
5 18 Years Old(1980‐81)―Having Understood the Truth
6 19 Years Old(1981‐82)―“I may not last much longer…”
7 20 Years Old(1982‐83)―“I don’t wat to be beaten…”
8 21 Years Old(1983‐84)―For as Long as She is Alive
“Can I…get married?”

著者等紹介

木藤亜也[キトウアヤ]
1962‐1988。愛知県生まれ。中学3年生で脊髄小脳変性症を発病する。治療の助けとするために自らの病状を日記に書き記す。後にこの日記が『1リットルの涙』として出版され、多くの人に生きる希望を与えることとなった。1988年25歳で永眠

とよざきようこ[トヨザキヨウコ]
徳島県池田高校卒業。外国人劇団アルビオン座、座ガイジンのプロダクションマネジャーを経て、現在、ドキュメンタリー番組などマルチメディア作品の翻訳やナレーションのコーディネーションに携わる

ヴァーナム‐アットキン,ステュウット[ヴァーナムアットキン,ステュウット][Varnam‐Atkin,Stuart]
英国生まれ。オックスフォード大学卒業。在日30年、日本をベースに、ライター、ナレーター、役者として活躍。大学で教鞭も執る。昔話や有名な物語の翻案に携わる他、バイリンガルコミックス、宮沢賢治の作品、日本人作家の翻訳も数多く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

26
《購入本》英語多読49冊目。ラダーシリーズのレベル4でボリュームもあり読み応えがあった。本書の日本語タイトル「1リットルの涙」は耳にしたことがあったが内容は全く知らなかった。読む前は小説だと思っていたが読み始めて、木藤亜也さんという実在の女性の日記であることを知った。読み進むにつれ、不条理さに胸が締め付けられるとともに、一方で病苦に必死に立ち向かい諦めない姿に胸を打たれた。人生は長短ではなく濃淡だと聞いたことがある。彼女が発した私は何の為に生きているかの問いの答えを彼女自身が見つけていたことを願いたい。2018/07/16

Haruka Fukuhara

11
切ない。日本語には割と煩いので英語だとあまり文体とかが気にならない分気持ちよく読めたのかもしれない。基本的に障害者福祉等に一般論としてはあまり興味が持てないけど、ひとりひとりが幸せを感じられるような手助けになるとしたら大事なことなのだろうと思った。2017/10/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/257447
  • ご注意事項