内容説明
子どもたちにぜひ読んでほしい浜田広介の名作ベスト10話を収録しています。漢字にはすべてひらがなをふってあるので、小さい子から読めます。難しい言葉や、難しい言い回しには、ていねいな解説をつけました。小学生向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のらいぬ
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『泣いた赤おに』をうっすらと知っていた程度だったので、とても新鮮な気持ちで楽しむことができました。赤鬼の立て札の文面には、ハッと懐かしさを感じました。気づいていなくても、ずっと心の深くに残り続ける力が童話にはあるのだと思いました。どのお話も本当に優しい気持ちに溢れていて、温かい気持ちになります。特に『むく鳥のゆめ』『ある島のきつね』『たぬきのちょうちん』がお気に入りです。人を化かす悪者のような印象がある狸や狐が、人のために尽くしている姿にはほっこりしました。「人がうれしくおもうなら、ばけてもいいんだ」2021/04/11