出版社内容情報
20世紀最後の巨匠バルデュス夫人・節子さんのフォトエッセイ。バルデュスファン、きもの愛好家、海外生活に憧れる人へ待望の1冊。
内容説明
“上の郷”(ペイ・ダン・オー)と呼ばれる山あいの村ロシニエールにはスイスで最も大きな木造建築物グラン・シャレがあります。そこは“二十世紀最後の巨匠”といわれた画家バルテュスの終の住処となりました。夫亡き後も、節子夫人は自然をこよなく愛し、和の心を慈しみ西洋と東洋の美しい融合の暮らしを続けています。バルテュスと過ごしたその宝石のような時間、“夢の刻”を綴った珠玉のエッセイ集。
目次
第1章 グラン・シャレの窓から 時の旅人(一月 グラン・シャレの新年;二月 バルテュスの誕生日、そして命日;三月 春を待つ。手づくりの歓び;四月 復活祭。めぐり来る春に感謝して ほか)
第2章 バルテュス、思い出語り きもの花筺(豊穣のきもの―バルテュスが開いたきものの扉;印度紬―蜜月旅行の思い出;祖母の黒留袖―古典へのまなざし;若竹色の色留袖―プレミウム・インペリアーレ ほか)
著者等紹介
ローラ,節子・クロソフスカ・ド[ローラ,セツコクロソフスカド][Rola,Setsuko Klossowska de]
旧姓、出田節子東京生まれ。1962年、上智大学フランス語科在学中に画家バルテュスと出会う。1967年、結婚。アカデミー・ド・フランス(メヂチ館)の館長を務めるバルテュスを支え、ローマで15年間暮らす。1977年、スイスのグラン・シャレに移り住み、画家として活躍。2002年にバルテュス財団発足、名誉会長を務める。モロッコ「フェズ国際神聖音楽祭」名誉委員。2005年、ユネスコ「平和のアーティスト」の称号を受ける
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