カルチャー紀行
モネの庭へ ジヴェルニー・花の桃源郷―カルチャー紀行

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  • サイズ A5判/ページ数 124p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784418045075
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本で数多くのファンをもつモネ。ほとんどのモネの作品を生み出したジヴェルニーにあるモネの家、モネの庭だけに初めて焦点をあてたモネファンならずとも必見の一冊。

内容説明

モネが全精力を注いだ“ジヴェルニーの庭”そこからモネの『睡蓮』は始まった。世界中で愛されるモネの絵画。本書は多くの作品が生まれた“ジヴェルニーの庭”をクローズアップ。美しい庭と絵画でモネの一生を綴ったモネの魅力が再発見できる一冊。

目次

第1章 ジャポニスムへの憧憬
第2章 春―幽玄
第3章 夏―百花
第4章 モネの池
第5章 秋・冬―再生
第6章 睡蓮―美の静謐
第7章 モネの家

著者等紹介

南川三治郎[ミナミカワサンジロウ]
写真家。1945年三重県生まれ。東京写真大学卒業後、大宅壮一東京マスコミ塾・第一期出塾。パリを拠点にヨーロッパの“人と文化”に焦点を当て取材活動をするフォトグラフィック・ライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロリーヌ@ベルばら同盟

44
青黒い滑らかな水面に艶やかな睡蓮の葉が浮かぶ。映り込む数多の色彩は、池辺の植物や空の反射とも、静かな水底から立ち現れる不思議の翳とも視える。見開きに配される写真と、モネの伝記が交互する体裁。訥々とした文章より写真の方が遥かに雄弁。絵画の構図を写真で再現する試み、みっしりとたわわな藤の花房に覆われた太鼓橋のぞくりとするほどの妖艶さ。刻々と移り変わる自然を愛し、その変化と共に庭を育んだモネの遺志に沿い、ジヴェルニーを管理する庭園師へのインタヴューが素晴らしい。今、繚乱の花盛りを迎えているであろう無人の庭を想う2020/06/02

Aya

20
ジヴェルニーの風景画が描かれた場所。パレットと呼ばれる広大な庭は、綺麗に色分けされていて赤、黄色、紫、そして全ての色を引き立てるようなグリーン。特に垂れ柳が素敵です。 桜、アスチルベ、芍薬、さらには家の外壁までピンク色。部屋の中もパステル調で、モネの好物だったケーキはエメラルドグリーン!モネ展では見られなかった色の世界が楽しめました。2015/11/19

二藍

12
自然の色を光を愛し、庭に花を育て慈しんだ印象派の生みの親・モネ。モネの足跡についても分かりやすく書かれているし、ジヴェルニーの美しい写真に彩られているのが目にも楽しい。芸術家らしいセンスの良い色で塗られた屋敷の内装、四季折々の花が咲く花壇、かの有名な『睡蓮』の池……どれも色あせない色彩で溢れている。欲を言えばもう少しモネの作品が載っていると嬉しかったかな。2014/05/22

千尋

9
印象派の画家・モネの生涯とモネの庭について書かれている本*日本の浮世絵を愛し、庭に美しい花々を咲かして自然を描き続けたモネは素晴らしい画家だと思います**彼を内助の功で支えたアリス夫人も素敵だなと思いました**2011/03/02

はせこー

7
ジヴェルニーの名士であるモネ。 その家・庭について書かれた作品。 この場所から多くの名作が生まれたのだなぁ。 一度訪れてみたい。2014/08/24

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