出版社内容情報
風炉の着せ湯の茶事で標準となる「正午の茶事」と、夏の早朝に行う「朝茶」の二つをとりあげ、正午の茶事と朝茶の違いなどを解説
内容説明
本書は、風炉の季節で最も標準となる正午の茶事と、夏の早朝の風趣を楽しむ茶事として知られる朝茶の二つの茶事をとりあげ、ふだんのおけいこにも応用できるように構成しました。風炉の正午の茶事では、茶事の流れに沿って亭主と客の基本的な所作を追い、亭主と客、半東(水屋)の動きや進行が同時に見られるようにしました。また、流れと進行をよりわかりやすくするために、巻末に「進行表」を付しています。
目次
1章 風炉の正午の茶事(準備;寄付;腰掛待合;迎付け ほか)
2章 朝茶(朝茶の流れ;始まりの時刻と終わりの時刻;道具揃えは「涼一味」が大切;露地と茶室のしつらい ほか)
3章 茶事に関するQ&A
著者等紹介
堀内宗心[ホリノウチソウシン]
大正8年京都に生まる。昭和19年京都帝国大学理学部卒業。昭和21年、兄・幽峯斎宗完の死去に遭い、長生庵を継ぐ。同年表千家不審菴入門、以後内弟子として表千家家元・即中斎宗匠に師事。また建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の斎号を受く。昭和28年十二代堀内宗完を襲名する。平成9年、甥の堀内国彦氏が宗完を継ぎ、著者は宗心を名のる。平成11年、表千家家元より的伝を受け今日に至る
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