出版社内容情報
結びの女王「ふくら雀」 ひっかけ結び、別名「浮気結び」 「つの出し結び」の危ない魅力 「博多献上」は出世帯
内容説明
帯を結んでは解き、解いては結びを繰り返しながら三十数年の年月が流れました。それは、人と人との出会い(結び)であり、別れ(解く)でもありました。それは一期一会の結びであり、帯の芸術であり、生きた心の証であり、愛であるといえましょう。きものの楽しみが広がる、50のはなし。
目次
結びのはなし(一文字結び―奴さん;片わな結びと諸わな結び―基本結びその一・基本結びその二;雲竜と不知火―誓いの結び;神田結びと頭領結び―祭りの太鼓;割りばさみと片ばさみ―大和魂 ほか)
帯模様のはなし(兎―歩く絵画;金箔―咲美しい女;桜蘭―幻の織り;鴛鴦―遊び心;伊予縞―色男 ほか)
人生ひと口ばなし
がらくたばなし
帯人形と結び方解説
著者等紹介
笹島寿美[ササジマスミ]
着装コーディネーター、きもの・帯文化研究家。昭和12年7月1日生まれ。福島県出身。(株)松竹衣裳で歌舞伎や日本舞踊の着付け、(株)東京衣裳でレビューなどの着付けを修得する。体を保護する楽な着付け、心和む色の組み合わせなど着装の研究をする。紐一本で着る自然で楽な着付けを提唱。帯を主役に表現したいことから4タイプの帯人形を考案、国内、海外などで個展を開く。48歳から仕事を離れ主にニューヨークで生活。平成5年に復帰し現在にいたる。笹島寿美の和装セミナー(着付け研究所)主宰
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