出版社内容情報
イギリスを愛してやまない著者は何度もイギリスを訪れ、その度にイギリスの「美」に触れる。今回はイギリスの「美」をテーマに、著者が訪れた町、自然、人との触れ合いを綴る。既刊本も大好評発売中。
内容説明
のびやかに生きるイギリス人たち。生きるヒントがいっぱい、旅と暮らしのエッセイ集。
目次
1 心の旅路(友だちのコテイジ;ペットワースでの出会い ほか)
2 ロンドンは魅力がいっぱい(ロイヤル・アルバート・ホールとコベント・ガーデンでの感動;大英博物館の思い出 ほか)
3 花と緑と雲と風(ドーヴァの白い岸壁;春先のティンタジェル ほか)
4 街並みに脱帽(エディンバラ有情;漱石が泊まったピットロッホリー ほか)
著者等紹介
出口保夫[デグチヤスオ]
1929年三重県生まれ。英文学者、早稲田大学名誉教授、英国紅茶同好会会長
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感想・レビュー
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Radwynn
3
英文学者で大学教授という著者の立場からだろう、本書に取り上げられている“英国”はまさに「美しい」憧れの国そのもので、読んでいてうっとりする程。彼の国の持つ矜持、叡智、品位、それらが著者のインテリジェンスに響き合って本書に溢れている。どの国、どの街でもそれは同じなのだろうけれど、100人が旅すれば100通りの顔を、英国は見せてくれるのだと思う。本書は、オックスフォード客員教授という著者が、その立場で、暮らし、観た、美しき国の記憶。しかしやたらとお茶とお茶請けが登場して美味しそうだったなあv2013/12/15