莫山夢幻

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418015054
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

飽かず眺めて、気分の良い書画。「へた」も「上手」も超えて、語りかけてくる書画。変哲もない暮らしを彩る、それらの“書画論”を皮切りに、折節に咲いた忘れがたい思い出や、郷里の巨人“芭蕉観”、そして内外の“旅”の記憶を集成。どこかとぼけていながら、生き方の“核心”に迫る四十余編は、まさに著者ならでは。書き下ろし・単行本未収録作品多く、読後、余情溢れる一冊。

内容説明

夢も志もないとは!人生を楽しく豊かにする知恵と創意に満ち溢れた45編。書き下ろし・単行本未収録作多数。

目次

孝謙女帝の木額
蘇軾の感性
禅僧・費隠の発想
張瑞図の造形
金冬心三題
何紹基の行書
沢庵和尚の“肝っ玉”
禅僧・翠巌の境地
慈雲の扁額
良寛の書〔ほか〕

著者等紹介

榊莫山[サカキバクザン]
本名、榊斉(はじむ)。書家。1926年(大正15年・昭和元年)三重県上野市生まれ。京大文学部で、井島勉に美学を学ぶ。学徒出陣で鹿児島に赴くが、そこで終戦。戦後、書を辻本史邑、篆刻を梅舒適に師事。史邑が創立した日本書芸院、前衛書家の奎星会で活躍。いずれも最高賞を連続受賞し、20代で審査員にまでのぼりつめるが、’58年、一切の肩書き捨てて野に下る。以来、30代からの「土「女」「樹」といった作品や、50代からの、得のかたわらにロマン溢れるフレーズをおいた<詩書画三絶>の作品など、独自の世界を構築。随筆も秀逸で、「野の書」「禅の書」「文房四宝」「書の講座」ほか著書も多数。古稀を記念しての「榊莫山自選作品集」は、集大成として、圧巻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。