内容説明
卒寿を越えた今も研究者として学界に発信し続ける刑事法の碩学、大塚仁博士の最新講演録。刑法学の研究を志した経緯や人格的刑法理論の成立ちと確立・進展について語り、確固たる「大塚刑法学」体系の支柱ともいえる人間に対する深い洞察と考究の基底となった自らの社会的体験を初めて明かす。
目次
1 はじめに
2 刑法学の基礎としての海軍生活での体験
3 刑法学の基礎としての学生・助手時代の学習・研究
4 名古屋大学助教授・教授時代の研究
5 海外留学による研究
6 中国における刑法学講義
7 人格的刑法理論の骨子
8 受賞(章)
9 私の現行作業