内容説明
わが国の執行法制は現実社会における機能の点でも比較法的な観点でも実効性に乏しく、先進国における法制度としては大きな欠陥を抱えている。わが国の実情を知り、海外における現状を知り、翻ってわが国の執行法制及び執行機能強化のあり方を考える。財産開示手続を中心として、実務の現状と諸外国の調査を踏まえた第一線の研究者・弁護士による民事執行制度の機能強化に向けた立法提案を示す。
目次
第1編 金銭執行の実務(金銭執行の実情;不動産強制競売;債権執行;動産執行 ほか)
第2編 金銭執行の課題(債務名義の執行力の強化に向けて;わが国における民事執行制度の課題―財産開示制度を中心として;フランス法からみた金銭執行の実効性確保;アメリカ法における民事執行の実効性確保とわが国への示唆 ほか)
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