内容説明
刑事裁判と刑法理論との交錯の中で刑法各論の法理と論点を解明。最高裁の判例を題材とした設問を36項目に編成。刑法各論の解釈上の争点や適用上の問題点を探索。従来の学説判例を踏まえ解決への道筋を示しながら結論に導く。
目次
メダルの不正取得と窃盗罪
窃盗罪における占有
親族相盗例
仮設店舗の改造と不動産侵奪罪
事後強盗罪における窃盗の機会
譲渡目的を秘した預金口座の開設、誤振込みと詐欺罪
クレジットカード等の不正使用
2項詐欺における処分行為(無銭宿泊)
詐欺罪における不法領得の意思
不良貸付け等と横領・背任罪の成否〔ほか〕
著者等紹介
池田修[イケダオサム]
福岡高等裁判所長官
金山薫[カナヤマカオル]
元大阪高等裁判所判事。前日本大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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