内容説明
刑事事件に精通した執筆陣が、豊富な実地経験を基に、裁判員制度における有効な弁護活動の方策について、証拠調べを中心に分かりやすく解説する。公判前整理手続における証拠開示請求など、とくに重要と思われる事柄については、十分に紙面を割き、留意すべき点や具体的な対処法を示す。
目次
第1部 証拠調べの準備にあたっての弁護人としての心構え
第2部 証拠調べの流れと実務
第3部 証拠調べへの展開―証拠調べの方式
第4部 証拠調べのコントロール(規制)
第5部 証拠の評価
第6部 最高裁判例「名倉判決」が解明した供述証拠の経験則等と証明力
第7部 裁判員裁判および証拠の整理手続
第8部 心神喪失者等医療観察法について
第9部 裁判員裁判と控訴審