内容説明
所有権訴訟をはじめとする物権法分野と、債権各論のうち不当利得及び各種不法行為に関する部分を取り上げ、要件事実について詳細に検討・考察する。本巻の各論稿は、要件事実論を理論と実務の両面からカバーし、特に新たな分野について検討を加えている画期的な内容である。
目次
不動産明渡請求
動産引渡請求
登記手続請求
抵当権の物上代位
不当利得
転用物訴権
不法行為1:基礎理論
不法行為2:名誉毀損
不法行為3:使用者責任
不法行為4:責任無能力者の監督者の責任
不法行為5:交通事故
不法行為6:学校事故
不法行為7:国家賠償
不法行為8:工作物・営造物責任
不法行為9:製造物責任
著者等紹介
伊藤滋夫[イトウシゲオ]
昭和29年名古屋大学法学部卒業、同年司法修習生。昭和31年東京地・家裁判事補。同36年米国ハーバード・ロー・スクールマスター・コース卒業(LL.M.)。同41年東京地方裁判所判事。以後、東京高等裁判所部総括判事などを歴任。平成7年退官。その間、司法研修所教官、司法試験考査委員なども務める。現在、創価大学法科大学院教授、法科大学院要件事実教育研究所長、弁護士、博士(法学)名城大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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