内容説明
自由主義経済システムの基本法たる「アメリカ反トラスト法」を、経済領域から説きおこし、多彩な判例理論と経済理論の融合をはかりつつ、体系的に叙述。随所に「論点」を設け、わが国独占禁止法との比較・検討を行うなど、市場経済社会における“競争法の普遍構造”を探る。
目次
第1部 反トラスト法とその運用の特徴
第2部 水平の競争制限行為の規制
第3部 垂直の取引制限行為の規制
第4部 単独企業による独占行為の規制―及び価格差別の規制
第5部 知的財産権の領域への反トラスト法の適用
第6部 企業結合による市場支配力の形成に対する規制