内容説明
夫婦別姓、成年後見、熟年離婚等々今日家族が直面している問題は深刻さを増している。多様な価値観の相克の中でこれからの家族と法を具体的な課題を通して掘り下げ著者の思索を明らかにする体系書。家族法の世界を理解するために最適。
目次
現代家族とその法的規制
現代家族法の体系と原理
法律婚主義の理想と現実―婚姻の成立と内縁
夫婦の法的関係と両性の本質的平等―婚姻の効果と夫婦財産制
離婚法の現代的課題
嫡出子―血縁主義とその限界
非嫡出子の保護
養子制度の理念と実際
子の保護と親の責任―親権と後見
老親扶養法の現状と将来―親族扶養法〔ほか〕