内容説明
昭和62年、いわゆる「コンピューター犯罪」に対応するため、刑法の一部改正がなされた。今回の“増補版”では、「補論」として法改正の概容を、電磁的記録不正作出・供用、電子計算機損壊等業務防害、電子計算機使用詐欺の3節に分けて詳細な解説をほどこす。法改正をもり込んだ最新のテキスト。
目次
第1編 個人的法益に対する罪(生命および身体に対する罪;自由に対する罪;私生活の平穏に対する罪;名誉および信用に対する罪;財産に対する罪)
第2編 社会的法益に対する罪(公共の平穏に対する罪;公共の信用に対する罪;公衆衛生に対する罪;風俗に対する罪)
第3編 国家的法益に対する罪(国家の存立に対する罪;国家の作用に対する罪;外国の法益に対する罪;昭和62年刑法改正の概要)