内容説明
本書は、小学校、中学校で算数、数学を指導されている先生方、数学教育学を研究されている研究者、そして、将来こうした方面で活躍される大学生や大学院生、これらの方々を対象に執筆した。その際、日本の現在の数学教育に役立てるだけではなく、21世紀の数学教育を見通すものとして執筆した。特に、数学教育の背景となる、数学、数理科学、情報科学、認知論、学習理論などを基礎に、国際的な研究をも視野に入れて執筆した。
目次
第1編 数学教育史(明治以降、1945年までの数学教育の概観;第2次大戦後の日本の数学教育の発展/資料で語る)
第2編 教育課程と学習指導(教育課程と学習指導;数学教育の研究潮流;総合学習)
第3編 教育内容の展開(数;分数(戦後の歴史を含めて)
量 ほか)
第4編 情報化時代の数学教育(コンピュータは算数・数学教育の何を支援するか;コンピュータの教育利用;論証支援システムの作成 ほか)