目次
安倍仲麿の話
安倍仲麿入唐記
光仁帝與井上皇后、賭碁の事
佐々木信実與工藤祐経、意恨の事
和田義盛、匿信実話
佐々木盛綱、感和田懇志話
和田義盛、説工藤祐経、計和話
本因坊算砂、豊太閤より―碁所の証文下されし事
碁聖道策、生涯の秀逸
秀吉公、甲越の両将を評し給う事〔ほか〕
感想・レビュー
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kokada_jnet
49
2020年刊行。2019年刊行の『徳川時代の囲碁界を知る 「本因坊家伝」と「碁所旧記」を読み解く』に続く本。江戸時代の林家の家元・林元美の著書『爛柯堂棋話』を、自身で再刊した『因云碁話』。この本を秋田昇一氏(囲碁文化研究所代表、1945年生まれ)が、初の活字化をして解説した本。「明治以降の我々が聞いたり読んだりしている、明治以前の囲碁に関する史実や逸話等々は、殆どが網羅記載されているとみてよい大著である」と紹介されている。『爛柯堂棋話』は11巻、『因云碁話』は14巻であり、収録話数も多いとのこと。2025/07/12