内容説明
新世紀の才能が放つ“ビッグバン”アドベンチャー。小学生五人と一匹の宇宙をめぐる大冒険。
目次
キャラクター設定へようこそ
ロケハン
背景美術へようこそ
世界設定へようこそ
宇宙広告
宇宙人設定へようこそ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
3
本作は「惜しい」作品の代表で光る部分も多いのにそれを上回る粗があり、同監督『かみちゅ!』が芸術祭賞を獲っていながら夏休みアニオリ映画の難しさを体現した。いい面としては映像や背景美術の緻密さで特に主人公・夏紀のオーバーサイズのシャツの表現に本物の変態のみが到達できるフェティシズムがあり、これは誰が見ても軽く驚かされる芝居。悪い面として物語上の設定や展開に冗長さが目立ち、敵役の目的も子供たちの成長も曖昧に終わる。比較として細田版『時かけ』や『ペンギンハイウェイ』が如何に不要を削ぎ落とした美しい構成かが分かる。2018/09/10
euthanasia
1
監督曰く、「訛り」を排除するために背景は具体的に何処の場所なのか特定できないようにしたとのこと。これは、「宇宙ショーへようこそ」が、背景に「訛り」を大胆に採り入れた前作「かみちゅ!」とは明確に異なるコンセプトの上に作られていることを示唆している。2013/09/02
七味いたん
0
ひとつの劇場用アニメーションを生み出すために、これほどまでに緻密で膨大な設定が必要になるのだと、圧倒されました。そしてそのすべてが、フィルム上で語られているわけではないことにも、驚きを感じます。設定とは、キャラクターに活き活きと芝居をさせるための、世界作りなのだと思いました。2010/09/02
calmlike
0
ああ〜倫子かわええペロペロ。原画紹介に作画者の記載があるのが親切でとてもグッドです。四六判で読み易いのもいい。あと、カバー裏もお見逃しなく。The art of 上下巻7,000円弱…迷うなあ2010/07/19