内容説明
「飼料米・飼料イネ」の取り組みがいよいよ本格的になってきました。この動きは点から面へと、全国で広がり始めています。本書は、その動きをいち早く取り入れ、着実に成果を上げてきた先進的な畜産農家・耕種農家の取り組みと、互いに協力しあってつくりあげてきた技術をまとめました。畜産農家と耕種農家がそれぞれの地域を舞台に、水田の持つ力を最大に活かした農業と畜産を創造していくうねりは、ますます進んでいきます。このガイドブックが、新しい日本型畜産を創り上げていく一助となることを願っています。
目次
1 飼料米・飼料イネが日本の田んぼ活用と畜産を変える!(飼料米・飼料イネ ガンガンつくろうじゃないか!;今“魚沼”が熱い!日本一の米ブランド産地での飼料米・飼料イネづくりを追う! ほか)
2 飼料米の栽培―超多収低コストの稲作技術(中山間地で一tどり!乳苗早植えで、北陸193号の熟期早める;遅い穂肥で大麦跡でも九〇〇kgどり ほか)
3 飼料米の畜産利用―コストダウンと高品質を実現する飼養管理(絵解き ここまでわかった飼料米のいいところ、使い方;県内耕畜連携で肥育牛に年六五〇t飼料米給与 ほか)
4 飼料イネの栽培と畜産利用(飼料イネで乳牛一七〇頭の粗飼料を自給―おからで濃厚飼料も半減;飼料イネTMR 乳牛に一日一五kg以上やって乳量アップ! ほか)