内容説明
着物からの洋服作りで残ったはぎれ布は、組み合わされて袋ものになりました。古い着物を解きますと、物のない時代でもありましたが、“もったいない”“使い切る”ことに徹底したことがわかります。染め直したり、傷んだところに当て布をして、チクチクと刺したり、布の最終の姿である裂織は帯になったり、敷物になりました。昔の女性たちはエコロジーという前から、一針一針と実践しています。
目次
刺し子の手さげ
裂編みショルダー
裂織のバッグ
撫子の柄
玉結びステッチとミシンステッチ
麻のピンタック
玉結びステッチのショルダー
玉結びステッチの巾着
龍の文様
思い出の布〔ほか〕
著者等紹介
岡嶋寿子[オカジマヒサコ]
新潟生まれ。桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン科卒業。1992年骨董店『be and be』を開業以来、古裂の美しさに魅せられて衣装制作を始める。1994年より個展を開催。現在は教室を開催する傍ら、ギャラリー、デパートで作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。