内容説明
本書はふたつのテーマをもって作られている。ひとつは、アニメーションにおける「演出」という職分が、どのような業務であるのか―具体的な例をあげて紹介するものだ。そしてもうひとつは、押井守映画の「映像技法」の技術的な到達点の検証である。映画『スカイ・クロラ』において押井守のイマジネーションを実際にフィルムに定着させる実務を担ったスタッフの仕事のレポートを通じて、押井映画、ひいては日本のアニメーション制作現場が手に入れた最新の成果を検証しようとしている。
目次
アニメーション映像制作の流れ
interview_01 監督・押井守インタビュー
interview_02演出・西久保利彦インタビュー
演出解説(シルエットを浮かび上がらせる―c479;仮想の大地の上を飛ぶ―c082~c090;夜の空を結ぶ視線―c508;ドラマを作るのは台詞だけではない―c693;陪審たちの前で―c629 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuichi0613
1
押井守氏作品「スカイ・クロラ」に監督以下スタッフがいかに関わって完成品となったか。その一端が見える。航空機の表現の見事さ、斬新さが映画では光ったが、その秘密がわかった。3DCGという手法とセル画の融合により良さを補完しあっている。ただ、本の趣旨は、何度か鑑賞し、自身でも創作しないと実感はできないだろう。2009/09/14
長谷川
0
アニメ制作の分業っぷりとか、コストや費用対効果の大切さとか、CGと作画のすり合わせの難しさとか色々知ることが出来た。何気ないカットでもめちゃくちゃ手間がかかってたりして面白いなぁ。2015/01/11
Ryan Mihawk
0
読み始めたときは今まで読んだ本より内容薄めかもしれないと思ったけど各シーンごとの制作フローの違いや些細なこだわりについて知れたしこんな技術があるのか!っていう驚きも多々あってアニメってやっぱ奥が深いわ・・・っていうのを思い知らされた2014/03/26
にく にく
0
4時間で読了。2013/05/30
RMS
0
あんまりよかなかった2012/12/12
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