内容説明
自分軸で生きる「自遊人」が大手をふって歩き、社会に踊り出した女性たちは自分のために時間とお金を惜しみなく使い始めた。こんな彼らが社会人として大量に踊り出す90年代は、見方によっては乱世であるが、乱世は面白い。本書は独特の発想で、ヒット商品や新しい生活提案を仕掛けた17人の貴重な体験談である。街ネタキャッチの見事さと発想のユニークさを是非ご参考に。
目次
洗面所やトレイは最も人間味の出るスペースです(江副茂)
仕事を持つ主婦のライフスタイルが流通を変えた(中谷昭世)
私のもの作りは自分発想です(山森志津子)
海外ではきちんと指示しなければ。日本流は通じません(秋山英一)
ファッショナブルな仕事をしながら自分を磨きたいのです(今井千恵)
男も女も宝石にまつわる物語が好きです(川口織)
「買う」という楽しみを時代に合わせて演出するのがテーマ(金子圭助)
3分クッキングはニュース番組です(中村寿美子)
人の集まる所にはそれなりの理由がある(榎本一彦)
陶器業界もコンサルティングセールスの時代です(高松定徳)
子供がいるからとエクスキューズを出せば本物にまれません(加藤暁子)
口コミで一人歩きのピエトロドレッシングが今や世界の味(村田邦彦)
日本の子供服は今、世界一です(岡本安子)
人間ってみんなオバタリアン的要素を持っているのでは(堀田かつひこ)
列車を動かしてきた者たちのパン作り(平尾大)
家電の開発コンセプトは怠け者主婦発想から(落合良)
視聴者の流れはフィクションからノンフィクションへ(山本文夫)