出版社内容情報
兵法書として古今東西もっとも著名な「孫子の兵法」。
戦をビジネスに置き換え、日本のビジネスマンにも人気が高い。
しかし、「孫子の兵法」はじつは戦術についてのみ述べている書ではない。
人生の問題として、統治思想として優れた示唆を与えてくれるものである。
そしてそのような思想的な側面を理解するには、総合的な理解が不可欠である。
世界は再び、動乱の時代となりつつある。
中国の台頭、隣国の怪しげな動き、それに日本も経済大国となって、こうした世界の動きと無関係でいるわけにはいかない。
改めて、私たち日本人において孫子の現代的理解が急がれているのである。
本書では全文の現代語訳、書き下し文、原文に加え、覚えやすい【一文超訳】を掲載。
テーマは何か、主旨は何かが一目で把握でき、格言のように心に刻まれるので、「孫子の兵法」の理解が飛躍的に向上する。
また、主要な人名や語句には懇切丁寧な注釈を入れた、現代の完全版である。
【一文超訳の一例】
「戦争は冷静に判断、準備すべきものである」
「トップの度量(聴き入れることができる人かどうか)が勝敗を分ける」
「長期戦に利益はない」
「敵を傷つけずに勝つのが上策である」
「君主と補佐役たる将軍は密接な関係でなければいけない」
「有名であることと有能であることは違う」
「戦うべき場所と日時がわかれば勝てる」
「軍争には正しい情報、インテリジェンスが重要となる」
「兵士を統率するために耳目を活用する」
内容説明
その胸に突き刺さる箴言を“一文超訳”で。全文掲載+注釈も完全網羅。孫子の兵法完全版。
目次
計篇
作戦篇
謀攻篇
形篇
勢篇
虚実篇
軍争篇
九変篇
行軍篇
地形篇
九地篇
火攻篇
用間篇
著者等紹介
野中根太郎[ノナカネタロウ]
早稲田大学卒。海外ビジネスに携わった後、翻訳や出版企画に関わる。海外に進出し、日本の文化が絶賛されているという実感を得たことをきっかけに、日本人に影響を与えつづけてきた古典の研究を更に深掘りし、出版企画を行うようになる。近年では古典を題材にした著作の企画・プロデュースを手がけ、様々な著者とタイアップして数々のベストセラーを世に送り出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Taka
mass34
takam
スクワッター
前原