出版社内容情報
子供の頃から刺しゅうや編み物に親しんできた林さんが、日々の手仕事の楽しむコツやちょっとしたテクニックを綴ったエッセイ。
大量消費社会の今、社会は「物」であふれています。
その「物」はメーカーの事情で生産されたもので、私たちが必要としている「物」とは限りません。
そんな世の中に林さんが問いかけます。
日々の生活のなかで、ちょっとしたものが必要になったら作ってみませんか?
自分の好きな材料、サイズで作ったものは使うたびに嬉しくなるものです。
18のお話を「縫うこと」「編むこと」「道具のこと」の3つの章に分け、豊富なイラストで紹介。
暮らしをちょっと豊かにしてくれる手仕事のヒントが詰まった1冊です。
目次
縫うこと(針道具のこと;針と糸と繕いもの;ジーンズリメイク ほか)
暮らしの手仕事
編むこと(ニットと編み物;グラニースクエア;フェルティング ほか)
道具(測る道具色々;はさみ考察;ミシンは機械 ほか)
著者等紹介
林ことみ[ハヤシコトミ]
雑誌で子供服のデザインを発表。その後手作り雑誌の副編集長を勤め、フリー編集者になってからはハンドクラフト本を企画編集している。2000年からは北欧で開かれるニッティングシンポジウムに参加し、北欧のニットを紹介する本を数多く出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのじつ
8
ニット作家として活躍されているらしい(当方編み物初心者で無知にて)林ことみさんのエッセイ。幼少期に着せてもらったものや、我が子に作ったものなどの思い出から、ふだんどんな風にお家で手仕事されているのかなどが語られており、ニコニコ気分よく読んだり、「こんな工夫があるのか」とお役立ちがあったりと楽しい読書。編み物だけでなくお裁縫についても書いてあった。まだ三分の一ほどで一旦返却。また読みたくなったら借りてこよう(^-^)2024/04/22
ぽけっとももんが
8
刺繍もしたい、編み物もしたい。そういえばレース編みでカフェカーテンを作りたいという野望も持っていたんだった。老眼だからレース編みはそろそろ厳しいかもしれない。あまり先延ばしにせずやりたいことはやっておかなくては。そういう気分が盛り上がる本。2022/06/17
tamako
8
縫い物も編み物もそれなりに経験のある人にしか楽しく読めない本。でもあくまでも家庭で普通の暮らしの中で楽しむレベルなのでハードルは高くない。林ことみさんはニットのイメージだったけど、縫い物や刺繍のお仕事の方が多かったみたいね。で、趣味はニット。ヂャンティ織などマニアックなものが登場するのも面白い。2021/12/23
きょう
5
ヘムスロイド。どこの国でも手作りはあるけれど名前をつけるスウェーデンでは特に重要視していたということかと思います。手芸全般、何でもされることみさんですが、趣味の編み物は特に幅広くて面白かったです。ホームズ、ポワロのDVDからニット製品を読み取る眼力!糸端の始末が大変だからモチーフも多色使いも敬遠していたグラニースクエア、段染めやぼかしの糸で外へ外へと編み広げるとは。そして、フェルティング。一気に縮めなくても、使って洗っていくうちに縮んでも良いんだと思えば普段使いできそうです。ワクワクです。2024/07/15
ふらこ
5
おばあちゃんなんだなぁ、っていうのが正直な感想|д゚)ノスタルジックな話題もちらほら。ボタン付けができないお嫁さん。子供服の袖口にミシンかけるやり方がわからない奥さん。私にとっては「まあ、そういう人もいるだろうなぁ」って思えることでも。著者にとっては、驚愕の2文字らしい。スーパーの袋を材料にかぎ針編みをする、ハサミが好きで、ついつい買い集めてしまい。バラの枝切り用の園芸バサミまで買って。そのハサミを使うために、バラを数鉢所持しているっていう、話題が面白かったです(´・∀・`)2018/01/17