出版社内容情報
アップルパイやミートパイなど人気があるにも関わらず、やや手間がかかるイメージがあるパイ作り。
本書では、長年料理教室で教えてきた著者が、小さな失敗もめんどうも極力なくしたシンプルで、今までになく作りやすいレシピを提案します。
何より新しいのは、通常のパイ生地作りで行う「寝かせる」工程を、
「寝かせる」のではなく冷蔵庫や冷凍庫に入れっぱなしとすることで、毎日少しの時間で仕込みを行うことができる。
つまり、日々の生活の中、あるいは時間のある時に10分程度の仕込みを行っておけば、
あとは出来上がった生地にフィリングなどを加えて焼く、という新たな発想です。
これなら、日々の生活や急な来客にもぴったりの、焼き立てのパイをふるまうことができます。
パイ生地に使う材料は、粉、バター、冷水のみ。
塩や砂糖を使わないことで、べたつきにくく、扱いやすくなり、また極力手で触らないことで、
パイの層がしっかりキープでき、時間がたってもサクサクとした食感を楽しむことができます。
目次
仕込んだパイ生地で焼く様々なパイ(塩味のパイ;私のスペシャリテ1 オリジナル・キッシュ・ロレーヌ;りんごのパイ;アメリカンクリームパイ;私のスペシャリテ2 ガレット・デ・ロワ;断ち落としの生地で作るパイ)
仕込んだビスケット生地で焼く季節のタルト(季節のタルト;私のスペシャリテ3 赤ワインのタルト;断ち落としの生地で作るビスケット)
著者等紹介
空閑晴美[クガハルミ]
1978年に渡英し、ル・コルドン・ブルー・ロンドン校、コンスタンス・スプライ・フラワースクールなどで学ぶ。1982年に帰国し、東京の成城で料理教室を始め、フレンチ、基本の和食、洋食を教え続けている。現代感覚を取り入れながらも正統派の丁寧な味わいを大切にした料理に幅広い年齢層の支持を得ている。東日本料理学校協会、全国料理学校協会、日本食育インストラクター協会会員。1995年に日本ソムリエ協会認定ソムリエールの呼称資格を取得。フランスの非営利団体「ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会」日本本部理事、「ブルゴーニュワイン騎士団」シュヴァリエ等々でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。