出版社内容情報
私たちが生きる上で欠かすことのできな「水」についての基礎知識や最新情報などを、さまざまな角度からやさしく解説する一冊です。
一般の人たちがもつ水への関心について、様々な切り口から解説する実用的な内容となっています。水に関する一般知識はもちろん、身近な水道水・ミネラルウォーターのこと、水とのつきあい方から環境問題まで、水のことが丸ごとわかる便利な一冊です。また最近話題となっている水のビジネス、または水戦争などについても解説、関連する企業や団体に務めている人にとっても、概要知ることができます。
本書は、『コメの基本』『食肉の基本』に続く、シリーズ第三弾です。とくに私たちが口にするものについて安全の知識、そして世界的な常識などを簡潔にまとめます。
【水といのち】なぜ水が必要か/1日に必要な水の量は/体内水分に男女・幼老差/水なしでは5日も生きられない
【水とは何か】水の態(氷・水・水蒸気)/水の特殊な性質と恩恵/軟水と硬水(硬度、違いの理由・分布)
【水道水はいま…】水道水のカルキとは/おいしい水(水道水)とは/水源水質と浄水場/水道水を守る両輪
【ミネラルウォーターとは・水ビジネス】ミネラルウォーターの品質区分/国産品と輸入品のちがい/ラベル表示の見方/ミネラルウォーターは嗜好飲料/海洋深層水・バナジウム水
【水と健康】「健康のために水を飲もう」/熱中症死亡数が増えている/熱中症に潜む脱水症/かくれ脱水症にご用心/水を飲むと太るか/下痢・便秘・二日酔いと水/美肌をつくる水
【水と生活】水と食文化/水のちがいと嗜好品(茶・酒)/水と調理法/水の癒し効果/入浴・温泉の効果
【水を守る】家庭用と節水/水を汚さない/環境浄化微生物/防災用水の備蓄/節水型エコクッキング
【水と農業】農産物は水のかたまり/水利用の70%は農業用水/治水機能/節水栽培で高品質/雪の農業活用
【日本の水資源】日本は水が豊かなのか/バーチャルウォーターとは/小水力発電/温泉という水資源/名水百選
【水と地球】億年前の水の循環/ほとんどが海水/凍る南極の海の働き/海水の活用
*各章末に関連コラム
他
【著者紹介】
1948年生まれ。農学博士。東京農工大学大学院共生科学技術研究部教授。1972年東京大学農学部卒。農林省(行政職)、ドイツ留学、宇都宮大学農学部を経て現職。食料・農業・農村審議会、文化審議会、国土審議会、河川審議会等の専門委員、朝日農業賞中央審査委員(朝日新聞社)、NHK中央番組審議会委員、農村計画学会、農業土木学会等の理事、日本景観学会副会長などを歴任。著書に『水資源のソフトサイエンス』(鹿島出版会)、『よみがえれ水辺・里山・田園』(岩波書店)、『中山間地と多面的機能』(農林統計協会、共著)などがある。
目次
第1章 水の危機
第2章 日本の水資源
第3章 水といのち
第4章 水とは何か
第5章 水道水はいま…
第6章 ミネラルウォーターとは
第7章 水と健康
第8章 水と生活
第9章 家庭の水を守る
第10章 水と農業
第11章 水と地球
著者等紹介
千賀裕太郎[センガユウタロウ]
農学博士。元東京農工大学教授。現千賀まちづくり研究所主宰。食料・農業・農村審議会、文化審議会、国土審議会、河川審議会等の専門委員、朝日農業賞中央審査委員(朝日新聞社)、NHK中央番組審議会委員、棚田学会長、日本景観学会副会長、農村計画学会、農業農村工学会等の理事などを歴任。1948年生れ。1972年東京大学農学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
キングオブ読書
aquilane