出版社内容情報
漫画・装丁画:ウラモトユウコ
これまでアドラー心理学は、ビジネスや子育てにおいて大人向けにその考え方が紹介されてきました。
しかし、不登校の子が増え続け、子どもたちの自己肯定感や意欲の低さが問題視されている今、その理論と実践を本当に必要としているのは、10代の子どもたちなのではないでしょうか。
本書では、40年以上さまざまな形でアドラーの教えを普及してきたアドラー心理学カウンセリング指導者の岩井俊憲氏が、10代の人生を力強く生き抜くための考え方と具体的な方法を解説します。
本書は、「自信」がテーマ。「自信」とは、「自分を信頼すること」。
「勉強」「部活」「学校生活」「進路の選択」などを題材に、アドラー心理学の「劣等感」「性格」「目的論」「自己決定論」などを解説。
自分に自信をもって、新しいことに挑戦するメンタルを育む思考方法と実践方法を紹介します。
―たとえば「劣等感」。
特に10代では自己否定につながる重大なテーマですが、アドラーは、「劣等感は自分の理想がある証拠」と尊重します。その感情をもった「原因」ではなく「目的」が重要(「目的論」)で、過去は変わらないが、それをどうとらえ、活かしていくかは自分次第だ、と激励します(「自己決定論」)。
さらに、「頭がいいとはどういうことか」「性格の成り立ち」「自分らしさとは何か」「人生の目標とは何か」など、アドラー心理学のエッセンスを伝え、10代読者の悩みに寄り添います。
小学校5年生から読めるルビ付き。
■目次抜粋
第1章 「知性」って何?
「勉強ができる」と「頭がいい」の違いって何?
「学校」の役割とは? 行かなくてもいい?
勉強は何のためにするもの?
「テスト」「受験」は何のためにあるの?
一番いい勉強法とは? 自分が得意な学び方を知る
第2章 性格は変えられないの?
普段の顔は「パーソナリティ」という名の仮面
親の性格は子どもに「遺伝」するの?
性格形成への影響が大きい「家族価値」と「家族の雰囲気」
きょうだいで性格が異なるのは「誕生順位」のせい!?
第3章 「自分らしさ」のみがき方
「個性的な人」「協調性のある人」どちらがいい?
内向的な性格を外交的に変えることはできる?
人によって態度を変える。これって正しいこと?
第4章 劣等感との付き合い方
劣等感はないほうがいいの?
どうしても自分に自信をもてないのはなぜ?
「頭がいい」「スポーツができる」友だちに嫉妬してしまう
第5章 人生のシナリオの描き方
自分の人生の「本当の目標」を知るにはどうしたらいい?
前に進みたいのに勇気がくじけてしまう場合、どうしたらいい?
人生の壁にぶち当たったらどうしたらいい?
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内容説明
勉強のつまずき、人との距離感、性格の悩み…壁を乗り越えるメンタルを育む「心理学的に正しい」方法。
目次
第1章 「知性」って何?(「勉強ができる」と「頭がいい」の違いって何?;「学校」の役割とは?行かなくてもいい? ほか)
第2章 性格は変えられないの?(普段の顔は「パーソナリティ」という名の仮面;親の性格は子どもに「遺伝」するの? ほか)
第3章 「自分らしさ」のみがき方(「個性的な人」「協調性のある人」どちらがいい?;内向的な性格を外交的に変えることはできる? ほか)
第4章 劣等感との付き合い方(劣等感はないほうがいいの?;どうしても自分に自信をもてないのはなぜ? ほか)
第5章 人生のシナリオの描き方(自分の人生の「本当の目標」を知るにはどうしたらいい?;前に進みたいのに勇気がくじけてしまう場合、どうしたらいい? ほか)