出版社内容情報
100年におよぶスピーカー技術の歴史を、筆者が蒐集した膨大な資料をもとに精緻に整理・集成した、スピーカーの百科事典
本書は100年におよぶ欧米と日本の歴史的スピーカー技術と製品を詳細に紹介するもので、学術的価値の高いものであると同時に、系統的研究発表として日本初の内容です。ここまで膨大な資料を紹介する書籍は、他に類を見ません。
第4分冊目の本書は以下のような内容の章立てで構成しています。
第14章 低域、中域、高域の各帯域における再生アプローチを解説
第15章 新技術による位相制御、低域再生限界、歪み率などの高性能化
第16章 内外のモニタースピーカーを紹介
第17章 各帯域における振動板の技術
第18章 磁石や磁気素材開発による磁気回路の高性能化
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目次
第14章 高品位(Hi‐Fi)再生への飽くなき挑戦(豊かな低音を求めて;中音用スピーカーの充実を目指して ほか)
第15章 高性能化を求めた新技術(複合方式の時間的整合(タイムアラインメント)
MFB方式による低音域の改善技術 ほか)
第16章 業務用モニタースピーカーシステム(業務用モニタースピーカーとは;モニタースピーカーの黎明と拡大する用途 ほか)
第17章 高品位再生用直接放射型スピーカー用振動板(直接放射型スピーカーの振動板の役割;わが国の戦後の振動板(コーン紙)生産技術 ほか)
第18章 スピーカー用磁気回路(永久磁石の種類と進化;動電型スピーカー用磁気回路の設計手法の確立 ほか)
著者等紹介
佐伯多門[サエキタモン]
愛媛県今治市出身。1954年、愛媛県立新居浜工業高校電気科卒、同年三菱電機株式会社に入社。1955年より、ダイヤトーンスピーカーの開発設計に従事。40年にわたり多くのスピーカーシステムを開発。また、スピーカー用新素材や新技術を開拓。日本オーディオ協会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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