この世界を作った奇跡のパラメータ22 なぜか宇宙はちょうどいい

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この世界を作った奇跡のパラメータ22 なぜか宇宙はちょうどいい

  • 松原 隆彦【著】
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  • 誠文堂新光社(2020/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784416620380
  • NDC分類 440.12
  • Cコード C3044

出版社内容情報

この宇宙が誕生した瞬間、すべての物理法則は、生命にとって都合のいい世界になるよう、誰かが意図したかのように完璧に調整されました。

宇宙は物理法則に支配されていますが、その法則は定数、あるいはパラメータと呼ばれる数値によって表されます。
例えば真空中の光速度c (299、792、458m/s[秒速約30万km])などです。
これらの数値は、実験や観測でしかわからず、理論的に定めることもできない、理由なき値といえるものです。

しかし、これらの値がどれかひとつでも少し変わっただけで、この世界を大きく変えてしまい、生命が誕生することはありません。
同じように、生命誕生には都合がいいが、なぜこの値になったのか説明ができない物理定数や宇宙を規定する値がこの世界にはたくさん存在します。
この問題は、物理学者の間で「宇宙の微調整問題」として知られています。

本書は、そんな不思議なパラメータたちに焦点を当て、その法則の役割や、もしその値が大きかったり小さかったりした場合に、世界はどのように変化してしまうのかを豊富なイラストとともに紹介します。

物理定数や宇宙を規定する値は、一見とっつきにくいものばかりですが、それらの性質がわかるとより身近に感じられようになります。

■目次
まえがき

Chapter 01 宇宙の微調整問題
Chapter 02 真空中の光速度:c
Chapter 03 重力定数:G
Chapter 04 プランク定数:h
Chapter 05 単位の話とプランク尺度
Chapter 06 電気素量:e
Chapter 07 フェルミ定数:GF
Chapter 08 強い力の大きさ:αS
Chapter 09 電子・陽子・中性子の質量:me、 mp、 mn
Chapter 10 ハッブル定数:H0
Chapter 11 宇宙の密度パラメータ:Ω0
Chapter 12 宇宙定数:Λ
Chapter 13 ダークエネルギー状態方程式パラメータ:W
Chapter 14 宇宙の曲率:K
Chapter 15 宇宙のバリオン光子比:η
Chapter 16 初期ゆらぎの大きさ:AS
Chapter 17 素粒子の世代数:3
Chapter 18 空間と時間の次元:3と1
Chapter 19 エディントン数:1080
Chapter 20 微調整問題は何を意味しているのか

あとがき

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内容説明

宇宙は物理法則に支配されていますが、その法則は定数、あるいはパラメータと呼ばれる数値によって表されます。これらの数値は、実験や観測でしかわからず、理論的に定めることもできない、理由なき値といえるものです。しかし、これらの値がどれかひとつでも少し変わっただけで、この世界を大きく変えてしまい、生命が誕生することはありません。同じように、生命誕生には都合がいいが、なぜこの値になったのか説明ができない物理定数や宇宙を規定する値がこの世界にはたくさん存在します。本書は、そんな不思議なパラメータたちに焦点を当て、その法則の役割や、もしその値が大きかったり小さかったりした場合に、世界はどのように変化してしまうのかを豊富なイラストとともに紹介します。

目次

宇宙の微調整問題
真空中の光速度:C
重力定数:G
プランク定数:h
単位の話とプランク尺度
電気素量:e
フェルミ定数:GF
強い力の大きさ:αS
電子・陽子・中性子の質量:me,mp,mn
ハッブル定数:H0
宇宙密度パラメータ:Ω0
宇宙定数:Λ
ダークエネルギー状態方程式パラメータ:W
宇宙の曲率:K
宇宙のバリオン光子比:η
初期ゆらぎの大きさ:AS
素粒子の世代数:3
空間と時間の次元:3と1
エディントン数:1080
微調整問題は何を意味しているのか

著者等紹介

松原隆彦[マツバラタカヒコ]
高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所・教授。博士(理学)。京都大学理学部卒業。広島大学大学院博士課程修了。東京大学、ジョンズホプキンス大学、名古屋大学などを経て現職。主な研究分野は宇宙論。2012年度日本天文学会第17回林忠四郎賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

22
最近ハマっている松原先生。宇宙はなぜこのようなあり方をしているのだろうか?科学はそれに応えることができない。科学にできるのは実際このようなあり方をしているということを説明するところまでだ。宇宙には色々なパラメータがある。光の速度とか重力定数とか、この本では22のパラメータが取り上げられてる。これらはそのどれかが少しでも違った値をとっていたら宇宙が成り立たなくなるほど微妙で絶妙なバランスに配されている。星が誕生しなかったりしても寿命が短すぎて生命が生まれなかったりいきなりブラックホールになってしまったり。→2022/03/25

haruka

21
宇宙を支配する物理法則、その理由なき値はなぜこれほどまでに人間にとってちょうどいいのか?光速度、重力定数、プランク定数など22の奇跡的値。途方もないスケールの中のとんでもない微調整!特にダークエネルギーの有力候補、宇宙定数Λは想像を絶する微調整。どんなに少なくとも10の123乗個以上の宇宙が生まれなきゃ説明がつかない微調整。他の物理法則も考慮すると10の500乗の宇宙が必要。(ちなみに宇宙にある陽子と中性子の数が10の80乗) やっぱり宇宙は無数にあるに1票。シミュレーション宇宙よりも私はしっくり来る。2022/10/24

spatz

11
物理法則の数についてかいてありました。 むずかしすぎでした。 いちおうざらっとよみきりました。 (14歳男子) 2021/08/24

とく たま

8
宇宙が存在するための値だけどね、我々知的生命体が生まれるために必要な値でもある。重力から揺らぎまでのパラメータは、なぜその値かは明らかでない。人が存在するための値を得る可能性はゼロと思う?!でも、なぜか存在する?? 大体が時間も空間もない0が本体なんだよね。人はそこに神を見いだすのだろうか? 私は神を信じない・・だって奇跡の中にいる人たちが苦しみ喘いでいるのだから2025/03/24

akiakki

8
元が連載をまとめた本なので、22個のパラメータの詳細は十分に説明されていない。なので「電子の質量が陽子+中性子より大きかったらどうなるか。ベータ崩壊は起こらない世界になる」と結果のみ記載されており唐突感を感じる。電子・陽子・中性子なんてそれだけで本が書けるのだから仕方ないか。2023/11/01

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