出版社内容情報
介護の現場で使えるノウハウが満載! イライラ、ムカムカ、ブチッ! をスッキリ解消
介護施設従事者による利用者への虐待が社会問題になっています。
その背景には、職員の負担増や、人間関係のストレスの蓄積が考えられれます。
介護職は、常に感情をコントロールすることが求められる「感情労働」です。
利用者、利用者家族、職場、関係者など、さまざまな人間と仕事をするため、人間関係のストレスが溜まりやすいのです。
本書は、介護職向けの、イライラを解決するためのアンガーマネジメントの入門書です。
アンガーマネジメントは、怒りの感情と上手に付き合うための技術です。
怒りの性質を知り、その対処法を学ぶことで、怒りに振り回されることがなくなります。
アンガーマネジメントには、怒りをなくすのではなく、必要があるときに上手に怒ることも含まれます。
本書では、現場でよくある事例をマンガにし、それを解決するためのポイントをアンガーマネジメントの理論に基づいて解説しています。
介護の現場で使えるノウハウが満載で、毎日のイライラ、ムカムカ、ブチッ! をスッキリ解消できます。
アンガーマネジメントを知ることで、介護現場で楽しく働き続けることができるでしょう。
内容説明
介護現場は人の感情に直接向き合うことになる感情労働と呼ばれる職場です。人の感情の中でもとりわけ、怒りという感情に向き合うことが多くなります。アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた怒りの感情と上手につきあうための心理トレーニングです。怒らなくなることが目的ではなく、怒る必要があることは上手に怒り、怒る必要がないことは怒らなくてすむようになる、その線引きができるようになることを目指します。アンガーマネジメントができるようになることで、自分の怒りはもちろん、同僚、部下、上司、利用者の方、そのご家族等の怒りにも上手に対応することができるようになり、イライラや怒りの感情に振り回されることがなくなるのです。
目次
どうして私よりあの人が評価されるの?
利用者からの暴力に、ついカッとなってしまい…
丁寧に対応したつもりがクレームに
頻繁なコールにイライラ
先輩の身勝手な要求、なんで断れないんだろう…
よかれと思ってしたことで、うそつき呼ばわり
詮索好きな先輩にうんざり
認知症利用者からのセクハラ
危機感がない同僚に怒り爆発
メールで欠勤連絡なんて非常識!〔ほか〕
著者等紹介
安藤俊介[アンドウシュンスケ]
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アンガーマネジメントコンサルタント。企業、教育現場にある怒りの問題を解決する専門家。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し、日本での第一人者となる。教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行っている。日本人として初めてのナショナルアンガーマネジメント協会、アンダーソン&アンダーソン、MFTNY公認のアンガーマネジメントファシリテーターとなる。ナショナルアンガーマネジメント協会では15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに、アジア人としてただ1人選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。